![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61474791/rectangle_large_type_2_d37f1dbac97ada2bb51f1125bb21f0e8.png?width=1200)
東京に住んで感じた"地方"の魅力
前回東京の記事を書きましたが、今回は地方の魅力について書きます。
もともと地元(香川県)は好きでしたが、
大学で兵庫、就職で東京へと移り住んで行きましたが、
連休があると地方にキャンプや車中泊をしたり温泉に行くのが好きで
「俺って田舎が好きだったんだな〜、こんなにも自然を求めているんだな〜」
と、田舎に対しての好意を抱いていることに気づいたので、
今日は、都会に来て改めて知った地方の魅力をまとめてみます。
(あくまでも主観ですからね。)
●良さその1:自然
まずは自然です。
僕は地元である香川県の中でも、比較的海に近い場所に住んでいました。
16年間くらいずっと住んでましたが、海に見飽きることはなかったですね。
「───東京にも自然はあるじゃないか!」という意見も聞こえて来そうですが、
東京よりも自然な自然なんです。手が加えられてない状態です。
あ、でも奥多摩とかはすごいよかったです。
(田舎出身あるあるで、東京という言葉に対して23区内をイメージしてしまう。)
ところで、香川は船に乗ればいろんな島に行くことができます。
島では特に自然を感じることができます。
(もちろん一部はコンクリートで整えられているし、道も整備されている。)
島を一人で散歩している時に、木に留まっているセミをみて、
「俺もこいつ(セミ)も、同じ地球で生きてるんだな…」
とか、考えたことがあります。
なんか、地球を感じられるんですよね。自然の中にいると。
人間(自分)が、いかにちっぽけか分かるし、普段抱えているストレスや悩みは
些細なことでしかないんだな…って、思えます。価値観とかも変わりそう。
あと、シンプルに、人間ってやっぱり自然に囲まれてた方がいいと思うんです。
何かの実験で、ある患者グループには毎日薬を投与して、
他方の患者グループには何も投与せず、ただ自然の中を散歩させたら、
自然の中を散歩したグループの方が治りが早かった──なんてものもありました。
もし本当なら、自然のパワーすごいですね。
それに、自然に囲まれてた方が人って優しくなれると思いませんか?
●良さその2:人同士の関わり方
次に人付き合いについてです。
これは、同じ田舎にいても人によって異なる部分があると思うので、
かなり主観が強くなってしまうとは思いますが…
なんか、優しさを基盤とした人付き合いが多いなと。
おすそ分けだったり、車での送迎をしてくれたり。(旅先での話です)
「なんでこんな親切にしてくれるの?」と思うほど
親切にされた機会が多いです。完全に主観ですね。感覚です。
一応、その理由を考えてみました。
理由① お金に対して価値を感じる熱量が都会に比べて低いから。
前の記事で書きましたが、東京は消費主義の傾向が強い街です。
しかし、田舎の消費財のピンキリの幅って、東京に比べて狭いんです。
僕は四国でランボルギーニが走っているのをみたことがありません。
大豪邸もそんなに目にしません。なので、お金に対して感じる魅力が
相対的に低い。
そのため、行為をお金で換算せずに、素直な思いやりで親切になれるのかなーと。
理由② 自然の中にいることで、野生の人間に近い思考になっている。
これは個人的に好きな考えです。
ヒトって本来助け合って生きてきた生物です。
それは、ヒトが弱い存在で、助け合わないと生き残れなかったからです。
(数百万年前とかの狩猟採集時代の話)
つまり、進化して行く過程で、助け合うことが本能になっている。
それを証明するかのような事例として、体になんらかのハンディキャップがあって
狩りができない仲間にも、食料を分け与えながら一緒に暮らしていたらしいんです。
これは、狩りが出来ず自力で生きて行くことができないであろうヒトの
成人の化石が発掘されたことにより、仲間が食料を与えてたんじゃないか。と
考えられています。
それが本当なら、食料を分け合いながら生きていたんですね。
お裾分けってやつですね。
しかし、現在は貨幣経済の文化が出来、食料とお金を交換するようになってから、
人は食料を他人に分け与えることをしなくなりました。
それが田舎に住むと、───もちろん貨幣経済のままですが───、
お金に対して感じる価値が相対的に低く、なおかつ自然に囲まれているため、
本能に近い“食料を分ける”という行為が自然にできるんじゃないかなーと。
ちょっと無理がありますかね…?けど、個人的には結構あるんじゃないかなーと。
もう一つの理由は、次のテーマに続きます。
●良さその3:人口密度の低さ
はい。人口密度の低さです。
これは、過疎化という問題点も孕んでいるので、良いことばかりではないですが、
人が多くないということは、2つの面からいいと思っています。
まず、お店や道路が混まない。
田舎はインフラが整ってないから不便だーって意見も聞いたことありますが、
車さえあれば便利です。道も混んでないし店でも並ばない。
例えば薬局で絆創膏買う───ってなった時も、door-to-doorなら
地方の方が短時間で済むんじゃないですかね。(地方都市の場合かも)
もう一つの利点が、“人口密度が低いからこそ人に優しくできる”と思うんです。
人が少ないからこそ、身の回りや目の前にいる人ひとりが
自分の中で占める割合が大きくなる。
そして、関わる人の数が少ない分、一人当たりに使える時間や優しさなどが
相対的に多くなるんじゃないかと、思ってる部分があります。
どの人間も100という数値分の優しさを持っていたとして、
50人に分け与えれば2ずつにしかなりませんが、
5人に分け与えれば20ずつ配れる。そんな感覚です。
もうほんっとに、想像でしかないし主観でしかないですが。
───と、いうことで、今日は地方の良さについて、
パッと思いついたことをアウトプットして見ました。