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女子サッカーでスタジアムが満員になる為には

プロ女子サッカーリーグの過去3シーズンの
平均入場者数は
2000人に満たないのが現状
1試合観客数が1000人にも満たない試合も珍しいわけではありません

WEリーグが目標にしているのは観客数5000人には程遠い数

観客数を増やすために行っていることはクラブによっても違うし内容も違うが
地域貢献活動である
そして無料招待チケットの配布である

『まず試合を見にきてほしい!』
という接点から観客数増加へ繋げていく狙いだろう
この効果は一過性でしかなく観客数が1シーズン目から現在でも
変化の少なさをみると継続的な増加の要因には慣れていない

最大の課題は
サッカーの試合の内容だと感じる

WEリーグの高田チェアの

「サッカーファンの評価軸でみた女子サッカーと、サッカーを知らない人の感じる女子サッカーは、また違う。『サッカー村』から少し抜け出し、われわれも気づいていない価値や魅力を掘り起こし、可能性を広げたい」

この言葉からも読み取れるように
サッカーを知らない人が
女子サッカーを見た時に、男子と同じような戦術・戦い方をしていれば
女子サッカーよりもスピード感や迫力のある男子サッカーの方に興味がいくのは
当然だ

女子サッカーの試合の観客の層は年配の男性が多いし
女子のサッカーをしている小中高生でさえ、女子サッカーよりは男子サッカーを
観戦に行っているのが現状だ


サッカーを見ている人目線に変える必要がある
サッカー素人の人が(男女問わず)サッカーを観戦した時の疑問は

『なんで?相手のボールを取りに行かないの?』
『なんで?シュート打たないの?』
『なんで?もっと走らないの?』
『なんで?交代の時に歩いて変わるの?』
『なんで?勝ってるチームはボールを拾わないの?』
『なんで?ボールがコートから出たら両チームが手を挙げるの?
 自分がボールを出したかどうか、わかるよね?』

この疑問を魅力に変えるサッカーをすれば良いと考えると

常にハイプレス
シュートを打つ逆算の戦術
試合開始から終了まで常に走り続ける
時間稼ぎをせずに攻め続ける
スポーツの価値を考えてプレーする

ということになる

選手にとっては、心身ともに負荷が高いことは100も承知だ
選手の意識は
応援してください!というお願いから
応援したくなる試合を全力で追求することに意識を持っていくことが
観客数に繋がるのではないか?

降格のないWEリーグで
勝ち負けを気にしている場合か!(賞金があるのは承知の上で)
90分で1点2点しか取れない戦い方をしている場合か!

本当に女子サッカーの未来を変えるのは
なでしこジャパンがW杯で優勝することでの一過性の盛り上がりではなく

見ている人が心を動かされるような試合を
クラブ・現場スタッフ・選手が追求していくことだと感じる

女子サッカーの一般社会での立ち位置を理解し
その立ち位置を変えようとするのなら
女子サッカーを文化にしようと思うのなら
サッカーを見ている人視点に変えることしかない


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