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【レーシック体験ルポ】裸眼の悦びに目覚める瞬間

レーシックに興味がある人に向けて、自分のレーシック体験をありのまま書いてみた。この記事の半分はクリニックの待ち時間、すなわち記憶が鮮明なうちに書いている。思った以上に筆が進み、9000字を超える大作となってしまった。タイトル以外に官能的な要素はないので、18歳未満も安心して読んでほしい。


筆者について


東京在住の30代会社員。視力は0.1未満で乱視あり。事あるごとにレーシックを検討するものの、目という非常にデリケートな部分に対してレーザーを当てることへの恐怖、万が一失敗した時の恐怖から決断を5年以上先延ばしにしていた。しかし、身近な知り合いがレーシック済みであることを知って改めてきちんと検討し、今回の決定に至った。本業は錦糸町を得意エリアとする風俗ルポライター。

レーシックとは


まずは基本的なところから。クリニックのHPにある説明をそのまま引用する。

レーシック手術とは(注:筆者追加)、レーザー(エキシマレーザー)を使用して、眼の角膜を薄く削り、屈折力を調整して視力を回復させる手術です。(中略)レーザーを使用して眼の表面(角膜)に、フラップ(ふた)を作って開き、屈折を矯正するレーザー(エキシマレーザー)をあて、屈折力を変化させて視力を回復させます。

https://x.gd/m0Bxf


要するにメガネやコンタクトレンズと同じ見え方になるように目を削るのがレーシックということだ。

レーシックかICLか


レーシックと双璧をなす視力回復法として知られるICLは、簡単に言うとコンタクトレンズを目の中に埋めて視力を回復させる方法だ。ICLは元々、レーシックを受けられないレベルの強度近視の人や角膜が薄くて削れない人向けに開発された、比較的歴史の浅い手法である。レーシックと比較すると症例数は少なく、費用は高額(レーシックの2倍〜3倍程度)になってしまう。一方でレーシックとは異なり角膜を削らないので見え方はクリアで、いざとなればレンズを取り出せるというメリットがある。最も気になる手術後の視力悪化であるが、残念ながらレーシックもICLも近視に戻る可能性はゼロではない。

近視度(D値)がコンタクトの度数に該当する。
強度近視に該当するとレーシックは難しくなってくる。
出典:アイメディカル西宮HP(https://x.gd/hGceI)

視力を回復させるために目を手術する覚悟はできている。しかし比較すればするほど、レーシックとICLに明確な優劣があるわけではないことに気づく。レーシックを検討している人の悩みは、「レーシックをするかしないか」ではなく、「レーシックかICLか」なのである。こんなに悩むならICLしかできないレベルの強度近視者の方がむしろ幸せなのでは、と思うほど、悩む人はずっと悩む。そして歳をとる。
私も悩んだが、レーシックにした。どちらかに明確な優位性が無いのであれば、症例数が多く低廉な手法で問題ないと考えたからだ。違和感がないとはいえ、目に異物を入れたままというのにも抵抗があった。何より、自分の知っている人がレーシックをやっているという安心感が私の背中を押した。

クリニック選び


実績数の多さから品川近視クリニック決めた。2004年から2024年までの20年間での症例数は脅威の137万件で、他クリニックの追随を許さない。実績が多いと言うことは、それだけクリニックに手術のナレッジが蓄積されているという点で安心感がある。また、このような考えでこのクリニックを選ぶ人が今後も増え続けるとすれば、経営破綻に陥る心配がなく万が一の際の再手術や保障を安心して受けられる可能性が高いという点も考慮した。ちなみに経営破綻しても別のクリニックがカルテを引き継いでさえいれば、保障が受けられるかは別として、手術当時の記録は参照できるそうだ。
クリニックには電話で予約を入れた。1万円割引が適用されると聞き、検査と手術を1日で終わらせるコースを選んだ。ただし検査してから手術に入るまで数時間しか空かないため、検査と手術の日を分けるコースよりも熟考する時間が少ないというデメリットはある。なお、レーシック手術は価格の異なる複数のプランが用意されているが予約の時点でどのプランにするかは決定しなくて良い。予約日の1週間前からコンタクトレンズの装用は中止するよう言われた。目の形がコンタクトの形に沿って変化してしまうと、検査結果に影響が出てしまうからだ。

受付


品川近視クリニック東京院は品川ではなく有楽町にある。ビジネス街のイメージが強い品川の名を冠することで、レーシック手術の怪しさ軽減とサラリーマン受けを狙ったのであろうか。交通会館の向かいにあるイトシアビル13階の院内は非常に綺麗で、空港の待合室のようだ。受付を終えると、遺伝子検査同意書と問診表を書かされる。特定の遺伝子がある場合はレーシック後に問題が出るので遺伝子検査への同意は必須である。問診票へは現在使用中のコンタクトの度数や薬物アレルギー有無等を記載する。パソコン仕事が多いので、希望矯正度数を通常(1.0以上)か弱め(0.7前後)にするか迷ったが、より強烈な裸眼体験をするべく通常を選択した。今後格闘技をする予定があるかという設問があるのが面白い。レーシックをすると、目に衝撃を受ける可能性が高い格闘技全般は未来永劫できないそうだ。待合室に案内されると、全員がレーシック手術を受けるわけではないだろうが、30人程度が名前を呼ばれるのを待っている。レーシックと同じくほぼ自由診療である美容外科の場合、プライバシーに配慮して番号で呼ばれることも多いが、ここでは通常の病院と同じくフルネームで呼ばれる。

遺伝子検査同意書。
検査で引っかかるとレーシック手術を受けられない

検査


4種類の機械により検査が行われる。視力検査、角膜形状検査、眼圧検査、角膜のなんかの検査(覚えていない)である。4種類の機械は横並びなので、患者は椅子から椅子へ移動して流れ作業的に進む。終わると検査用メガネと視力検査表を使った視力測定および乱視判定が行われる。予想していた通り、私の視力は0.1未満、乱視ありだった。次は角膜の厚さ測定となる。角膜形状、角膜の厚み、近視強度が適合すればレーシックができる。そうでない場合はICLを勧められるようだ。三要素ともに問題なかったため私はレーシックのみのプラン説明を希望した。次は遺伝子検査となる。両頬の内側に綿棒を10回ずつ擦り付けて粘膜を採取する。チョコレートを食べると検査結果に異常が出るという。私は食べていなかったので特に問題なく進む。次はスタッフが変わって眼球の動きを検査、その後眼底検査用点眼薬をさされる。市販の点眼薬の刺激と大して変わりない。4-5時間は光がまぶしく感じるとのことで、運転の予定や大事な予定がないか尋ねられる。

プラン説明


個室にてレーシックの基本的な説明を受ける。事前にネットで情報収集していた通りなので、特に私からの質問はしなかった。次にレーシックのデメリット説明と絡めて、レーシック後の視力の戻りが抑制される効果があると謳った角膜強靭化オプションの追加、より高精度なレーザーの使用を提案される。美容外科でもそうだが、自由診療の世界では来院時にアップセル(顧客の購入単価を向上させる営業手法)が当然に行われるのだと実感した。角膜強靭化オプションは患者の半数以上が付けますよと営業されたが、追加すると総額が50万円近くになるのに加え、顕著な効果があると感じられなかったので断った。角膜強靭化をすると再診察•再手術が永久無料になるが、診察代は一回につき5000円からでありそれほど高額ではなく、一生に何回もする手術でもないのでこれには特にメリットを感じなかった。レーザーの種類はレーシックの術式であり見え方に直結しそうだが、あくまで角膜強靭化はレーシックの効果を補強するオプションだろう。お金を出すにしても見え方に直結しそうな方を選ぶべきという判断が働いた。また、クリニックと利害関係がなさそうな眼科医による下記記事にて、明確な効果は証明されていないという記載があった点も角膜オプションをつけない理由の一つとなった。

海外からレーシック Xtra (※)に関して発表されている論文報告をざっと読んでみると、レーシック Xtra の方が通常のレーシックに比べて明らかに優れている、という書き方をしているものは、少なくとも私が探した範囲では見当たらないのです。(中略) あくまで私見ですが、現時点においてレーシックの際に角膜を強化するためのオプションを付け加えることにはあまり意味がない、と考えています。
※レーシックと角膜クロスリンキング(角膜強靭化)を同時に行う手法

https://qr.paps.jp/O5Fke

レーザーのレベルは公式HPには載っていないものを提案された。取り扱いが東京院のみなので公式HPには載せていないらしい。こちらも顕著な効果があると感じられなかったので断った。当初の予定通り、定価32万円のプラン(アマリス750Zレーシック)にしますと言い切った。しつこく営業されることはなかったが、それっぽいことを言われるとポンポンお金を出してしまう自信のある人は、批判精神に富んだお友達を同伴させるとよいだろう。ちなみに角膜強靭化と最高レベルのレーザーの組み合わせだと60万円を超えてくる。予算外なので…というと、それを待っていたかのように無利息の医療ローンを勧められるので注意。料金プランの写真撮影は禁止されていたのが残念である。最終的なプラン決定は医師との面談後となるのでここで焦って決めなくても良い。プラン説明が終わると、眼底検査用点眼薬の効果を見るための検査をする。特に問題なし。この時点で受付をしてから約2時間経過。待合室で前に座っていた東南アジア系の人は、角膜が薄めなのでICLがよいと言われていた。薄めでもレーシックができる場合があるが、視力低下時に再手術が難しいというデメリットがある。ただ予算をどうしても上げられないらしく、レーシックを選択していた。

医師面談


医師との面談に入る。担当は湯川聡医師。愛想というものがまるで感じられないが、押し売りさえなければ良いので全く問題ない。まず眼底検査と眼球に傷がないかの検査が行われる。いずれの検査も問題なし。その後湯川医師より、乱視の場合は削る量が多くハロー・グレアの症状(夜間に光が強く見えたり、ぼやけたりする)が出やすいため角膜を削る量が少なくなる最高レベルレーザーを使うのが良いと提案された。迷ったが、紹介割を使えば37万円が当初予算の32万円で済むと言われ、そちらを選択した。角膜強靭化はそれほど勧められなかったうえ、やはり値段がネックになるのでやめておいた。ただ、もしあそこで医師に熱心に勧められていたら自分含め選択してしまう人も多いだろう。その意味では良心的なクリニックなのかもしれない。

ハローとグレア

会計


会計カウンターにて、プランの最終確認および集合時間の案内・注意事項が伝えられる。改めてプランを確認すると自分が選択したはずのプランは定価47万円となっていた。受付に聞いてみると、レーザーの種類と屈折矯正のレベルをアップさせると47万円だが、私の場合はレーザーの種類だけアップさせたので定価41万円となったそうだ。そんな選択ができるとは個室でのプラン説明時には聞かなかったが、漫然と営業に乗っかっていたら47万円だったと思うと恐ろしい。支払額は41万円から紹介割が4万円、検査・手術同日割が1万円、医師の裁量による謎の割引が4万円(!)適用され、当初見込んでいた予算の32万円ぴったりとなった。謎割引は医師の裁量としか言われなかったので明確な割引理由は不明である。個室でのプラン説明時も医師面談時も予算は32万円ですと言ったのが効いたかもしれない(値切り交渉や厄介な客だと思わせる行為は一切していない)。とりあえずラッキーだ。会計は手術直前でもいいと言われたが、決意は揺らがないのでその場でカード一括決済。この時の領収証は医療費控除に必要なので大事に保存しておく。個室で聞いた手術後の注意事項を再度説明されて、3時間後に戻るようにと言われた。戻った時に遺伝子検査結果が伝えられるが、もしレーシック不適合だった場合は、代金返金の上帰宅することになる。

カードで決済。一括で払う場合は限度額に注意

待ち時間


ランチに行く。手術まで時間があり、有楽町はランチの選択肢が多いのでゆっくり探せるのは嬉しい。外に出ると眼底検査用点眼薬の影響で瞳孔が開いているため太陽がいつもよりまぶしく感じる。わたしは立ち食い寿司の魚がし日本一のランチセット1500円を食べた。不思議なもので、32万円の決済を終えた後は1500円の贅沢ランチが微々たる出費に思える。立ち食いかつ量が少なめだったのでもっとコスパが良くて座れる店にすればよかったと後悔した。以後は隣のマクドナルドで140円のアップルパイを食べながら集合時間まで暇を潰す。

1500円の葵を頼んだ。冷静に考えると安くない

術前


手術同意書にサイン•押印をして提出する。受付にて確認後、瞳孔の形の検査、再度の視力検査。遺伝子検査結果は伝達されなかったが次の検査に進んでいるので問題なかったということらしい。1回目の検査と大幅に視力に変化がないかの確認が行われる。追加の検査がなければ医師との最終面談と言われたが、まずは会計に呼ばれ手術説明同意書が回収される。会計がまだの場合はここで会計。
手術室前の待合室に行くよう指示される。持ち込み可能なのはメガネとスマホのみで、それ以外はロッカーにしまう。面談室の角を曲がるといよいよ手術エリアである。手術用帽子をかぶり、医療用スクラブを着た医療関係者がいる。いよいよレーシック本番と思うと、心臓の鼓動が速くなる。待合室はやや寒い。医師による最終検査後、手術室前の椅子に座る。麻酔用点眼薬をさし、目を閉じてじっとその時を待つ。BGMとして流れる柔らかなオルゴール調の音楽が、手術室から聞こえてくる無機質なレーザー照射音をわずかながらかき消してくれている。

手術説明同意書。レーシック手術の正式名称は「エキシマレーザー屈折矯正手術」

術中

手術室に入る。これまでの人生で本格的な手術を受けたことがないので大いに緊張する。ベッドに横たわると改めて麻酔用点眼薬を打たれる。テープで上下のまぶたを固定、さらに特殊な器具によって目を開いたままの状態で維持される。マイノリティ・リポートという映画でトム・クルーズが眼球の交換手術をしていたシーンを思い出す。その後、消毒液で目が満たされ、レーザー機器に表示される緑の点をずっと見るよう指示されかと思うと、目を圧迫され視界が真っ暗になる。目を開けているはずなのに視界が黒一色になるのは怖いが、手術の過程をはっきり見るよりはマシだ。いよいよレーザーが当てられる。「残り33秒です!」という手術補助者の声と共に待合室で聞いたあの無機質なレーザー照射音が流れる。「あと5秒です!」くうう、あと少し… そして永遠のような33秒が過ぎると、洗浄液が目を満たす。最後にハケのようなもので目に消毒液が塗られる。左目も同様にサクサクと進んでいく。実にシステマチックである。麻酔が効いているので当然といえば当然だが、医師によって目がいじくられているという感覚はほとんどなく、機械が設定に沿って自動でレーザー照射を行っていると思われるので、結果が医師の技量に左右されないという点で安心感がある。手術室に入ってから出るまでの時間はせいぜい10分程度であり、レーザー照射時間自体は片眼1分以内であった。手術自体は痛くないが、終始目を圧迫されている感じはある。手術中は、緊張緩和のために看護師が手を握ってくれるという話も聞いたことがあるが、そんなことはなかった。両目の手術が終了し、ゆっくり目を開くと視界は白みがかってぼんやりする。あまりの恐怖に硬直していた体が手術台から解き放たれ、ホッとした。

上記文章を元にchat GPTが生成した画像。
当たらずも遠からず

術後


待合室に案内され、術後の診察まで目を閉じるよう指示される。目を器具で強制的に開かされたままだったのでまぶたが腫れているように感じる。もしこのままぼやけた視界だったらどうしようかと心配になる。診察で軽く目を見られたが問題なかったため、数種類の点眼薬の説明を受け帰宅。明日の診察までは外出時の保護メガネ装着は必須、就寝時は1週間装着必須である。痛いながらも目を開けると0.4くらいまは回復している気がする。麻酔が切れることにはもっと痛くなっているだろう。

担当医の名刺。面談時と同じ湯川医師であった

帰宅

電車に乗って帰る。保護用メガネは花粉症予防のメガネみたいに全体がクリアカラーでカッコ悪く、心なしか道行く人々の視線を感じるが、視力回復に比べたら屁でもない。慣れた道だが、転んで目を打ったりしないよう注意した。帰宅してしばらくして術後最初の点眼。感染予防薬→5分→炎症予防薬の順で1時間おきにさしていく。ドライアイ予防薬は目の乾燥を感じたら適宜打つ。術後5、6時間は目がしょぼしょぼして痛いので、その時は痛み止め薬をさす。目の痛みは焚き火で出る煙を目に浴びた時の痛みと似ている。悲鳴を上げるレベルではなく、イタタタタ…と感じる程度である。推奨はされていないが、スマホ画面を見たり家事をこなしたりは普通にできる。できるなら帰宅後は目を休ませるために早めに寝てしまうのがよい。その日は就寝するまで1時間おきに点眼するサイクルを繰り返した。保護メガネを装着して23時就寝。おやすみなさい。

配布される点眼薬。
左から順に、感染予防用、炎症予防用、ドライアイ用。
痛み止めは翌日の診察で回収されたので撮影できなかった

翌朝


7時に起きた。目が少し開けにくかった。起床後は目がかなり乾燥しているので、すぐ手が届く場所にドライアイ用の点眼薬を置いておくよう注意されたが、それほど乾燥している感じはなかった。例によって2種類の点眼薬を診察の時間まで1時間おきにさす。手術翌日には酷使しない程度に目を使っても良いと公式に案内されているため、今日の診察時間までは在宅で仕事をした。うん、PC画面がよく見える。が、近いので当たり前だ。もっと遠景を見たい欲に駆られる。確かクリニックに有楽町駅周辺を一望できるパノラマ席があったはずだ。変なメガネをかけていざ診療へ。

保護メガネ。通行人の視線が少し気になる

翌日診察


まずは視力検査。見える!見えるぞ!両目1.5だ!今まで受けた視力検査で出たことがない数値だ。生まれた時の視力よりもいいんじゃないだろうか。
次に医師の診察。左目が赤いと言われたが自然と落ち着くようである。今日から洗顔洗髪可能だが目に水が入らないよう注意された。どう考えても水が入る気はするが細心の注意を払おう。点眼薬は今後1週間は起床後、朝、昼、晩、就寝前の5回刺すように変更。20分くらいで診察は終わった。最後、会計にて痛み止め用点眼薬が回収され、パノラマ席へ移動。有楽町駅がよく見える。
これが裸眼か…
レンズを通さず自分の目で景色を見るのは実に15年ぶりだった。

クリニックからの景色

帰路

仕事を終えるともう暗かった。目に入る信号や街灯の光がぼやっとして見えるハローの症状が出ている。車のハイビームを直視したらかなりまぶしいだろうが、日常生活に支障が出るレベルではない。時間がたてば改善すると聞いているので気にしない。ふらっと入ったインドカレー屋でバラエティ番組を見る。メイクが甘いタレントの毛穴がバッチリ見える!…気がする。店を出て自宅への道すがら、遠くの看板や標識の文字がはっきりと識別できる。これでメガネとコンタクトからはさようならだ。いつまでもお元気で。


1週間後

この1週間、見え方に支障はなかった。1つ気になる点があるとすれば、スマホやパソコンの画面を注視していると目が疲れやすくなったことくらいだ。メガネもコンタクトもいらなくなったことに比べればなんてことはない。おそらく何も異常は出ないと思いつつも
1週間後検診に行く。今日は土曜なのでかなり混んでいた。ざっと数えて50人以上。手術翌日は必須で検診が必要であるため、有給を取らずにレーシックを受けるとすれば土曜に希望者が集中する。可能であれば金曜日か月曜に有給をとってレーシックを受けることをお勧めしたい。
検診では視力検査と眼圧測定が行われる。視力は右が1.5で左が1.2だった。翌日検査では左も1.5だったので、視力が落ちたのか単なる誤差なのか分からない。が、今後も経過を注視したい。眼圧は問題なかった。
その後の医師診察でも異常は発見されず終了。3種類の点眼薬は無くなるまでは継続して使用して、無くなったあとは市販の点眼薬を使えばよいそうだ。激しいスポーツはまだ禁止だがお酒は解禁され、今日からレーシック前と同じ日常生活を送れる。3ヶ月後も検診は設定されているが、経過良好であればスキップ可能。


1ヶ月後


追記予定


3ヶ月後


追記予定


金策


レーシックは安い買い物ではない。目にメスを入れるほどの覚悟もさることながら、先立つものも必要である。ここでは、レーシック代を安くする方策を3つ紹介する。

①医療費控除
A.所得税率×(レーシック代金-10万円)とB.住民税率一律10%×(レーシック代金-10万円)が確定申告で戻ってくる。年収400万円なら所得税率20%なので、32万円のレーシック受けると6万円ほど戻る計算。かなりデカい。

②クリニックの独自割引
品川近視クリニックの場合以下のような割引がある。
•検査と手術を同日に行うプランなら1万円割引
•手術を受けた人からの紹介で4-5万円割引
私からの紹介も可能なので、興味があればお問い合わせいただきたい。

③クレジットカードの入会キャンペーン
入会3ヶ月以内に50万円決済すると5万円キャッシュバック等という入会キャンペーンがあるクレカを探して、それでレーシック代を決済するだけである。レーシック代だけで達成可能なものも多い。上記2つの金策比べるとあまり知られていないが、発行して使うだけなので簡単である。こちらも私からおすすめカードの紹介が可能なので、興味があればお問い合わせいただきたい。

クリニックによる医療費控除説明

雑感


5年以上悩んだ末、レーシックをすることにした。やってよかった。だが正直に言って世界が変わるほどの感動はない。かつてと同じように裸眼に戻っただけで、マイナスがゼロになっただけで、決してプラスになったわけではないと思う。15歳まではメガネやコンタクトなしの生活が普通だったからだ。もちろんその普通は尊い。朝晩のつけ外し、旅行や災害時の準備、スポーツ中の心配はなくなる。コスト面も見逃せない。みんな大好き、お金の計算をしてみよう。私の場合、両眼1か月分のコンタクト代が6,430円(乱視用なのでやや高い)なので毎日装着すると仮定すると320,000/6,430=49.766・・・となり4年程度で元が取れる計算になる。しかしレーシックのデメリットは探せばいくらでもある。「レーシックで失明寸前になった人」という見出しの記事を見たら誰もが二の足を踏むだろう。レーシックで角膜を削った結果、正常な眼圧が出ずに緑内障の発見が遅れたという事例である。

20代の時にレーシック手術を受けましたが、約20年がたち、なんだか見えにくくなってきました。(中略)近所の眼科を受診したところ、「緑内障」と診断されました。この時点で、左右どちらの目も、視野の4分の3がすでに見えなくなっていました。(中略)眼圧というのは、緑内障の発見、ひいては治療において非常に重要な役割を果たしているわけです。
ところが、レーシックを受けた目は眼圧を正確に測ることができません。冒頭でお話しした通り、レーシックというのは、角膜を削る手術です。削ると当然膜は薄くなりますから、空気を当てたときに眼球がへこみやすくなります。このため、元に戻る時間が長くなり、測定値としては本来よりも極端に低く出るということが起きるのです。

https://president.jp/articles/-/88178?page=2

どんな手術にもリスクはあるので最後は自己責任で。
この記事がレーシック検討の一助となれば幸いである。

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