私の好きな色は人それぞれに表現される色。人の色の感じ方と、その未来について考えてみた。
こんにちは。しばまおです。
今回は色についてのお話です。
ティファニーの色やアイフォンの色が大好きです。ミントカラーみたいな。
ティファニーの色って何色だと思いますか?
ティファニーブルーと言って、アメリカで商標登録されているティファニー社のシンボルカラーです。
日本ではまり一般的ではないけれど、海外ではブランドごとにカラーが商標登録されていることが多いようです。
写真は中学生の時の家族旅行で、NYのティファニー本店で買ってもらったネックレスの箱です。お店が素敵で憧れました。ともかくティファニーの色はブルーの一部という認識です。
一方で、同じ色に見えるアイフォン11の色。こちらはグリーンです。
私は好きな色はずっとグリーンだと思っていました。
でもこれってブルーなのでしょうか?ブルーグリーンでもいいかも知れませんね笑
このように色について考えてみると、色については人によって感じ方が違うことがあることに気づきます。そのことが気になってしまって、そんな色の紹介をします。
以前、話題になったことがあるドレスの色問題やスニーカーの色問題です。ドレスの色は白×金または青×黒に見えるようで、スニーカーの色は灰色×緑またはピンク×白に見えるみたいです。
みなさんがどちらに感じるか確かめてみてください。笑
ちなみに私は、ドレスの色は青×黒、スニーカーの色はピンク×白に見えます。
こう言った色の感じ方の違いはどこからくるのでしょうか?
人間の無意識の思い込みや色の対比補正度の違いという意見もあるようです。
そちらについては上のドレスの記事にもあると思います。
今回、私は生物学的な側面から色の問題を考えてみました。
まず人間の眼は、赤・青・緑の色を感じるそれぞれの細胞が眼の中にあります。
フィルムの役割をしている網膜という部分にある錐体細胞がその色を識別する細胞です。赤を感じる錐体細胞をL錐体、緑をM錐体、青をS錐体と言われています。
そのため、簡単にいうと人間は3色の色のみ見ており、その3色を混ぜ合わせることで様々な色を感じることができています。
色を識別する細胞、錐体細胞の働きによって様々な色を感じるのですが、それぞれの錐体細胞の働きの強弱は人それぞれです。
そのため、私は人によって色の感じ方が変わってきてしまっているのではないかと思いました。
また将来的には、今まであまり見えてなかった、もしくは見えていなかった新しい種類の色のデーターを直接ヒトの脳に差し込めるようになるかも知れません。脳は始め今までなかったデータを理解するのに苦労しますが、最終的にその色の認識を理解できるようになります。
このような試みは実際、研究者によって行われています。ヒトの特定の波長の光を吸収するタンパク質の遺伝子を取り出して、色覚のないマウスに組み込むと、色覚が現れたそうです。
そのマウスは異なる色を見分けられるようになったみたいです。
なぜそれがわかったかというと、マウスは青いボタンを押すと報酬をもらうことができ、赤いボタンを押すと報酬が得られないという課題を与るとわかります。
検査のたびにボタンの位置をランダムに変えます。
色覚を獲得したマウスは青いボタンを選ぶことができるのです。
このような実験をする中で既知の色認識から未知の色をどう捉えるかの推測ができるようになることや、表記として決まっている絶対的な色ではなく感覚的な色を錐体細胞の種類と働きで定量表現できるようになることがあるかも知れませんね。
参考:NATIONAL GEOGRAPHIC(2020/07/30閲覧)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/012700001/012800002/?P=2
デイビィッド・イーグルマン(2016)あなたの知らない脳-意識は傍観者である