ウオッシュレットの奇襲!貴女ならどうする?
とつぜんですが、私は痔主です。
長州さんいわく「キレてないよ」、私はいつも「切れてるよ」ってやつです。
なのに、職場のトイレはウォッシュレットが壊れていて、事態は悪化の一途をたどっております。
つい先日のこと、いつものように職場のトイレの便座に座ると、左側の床にペーパーの切れ端が落ちているのを見つけました。ごみを見つけたときは、すぐに拾うようにしています。キレイ好き?いや、トイレの神様へのアピールのため。
「神様、私はみんなが気持ちよく使えるよう、ごみはすぐに拾います。なのでその~、あの~、いろいろと・・・おわかりですよね?いろいろとよろしくお願いいたします!」といった具合です。
ごみを見つけたからには、ただちに拾わねば!と、いつものように直接触らずに済むよう、トイレットペーパーでごみを拾おうと試みます。
便座に座ったまま体を左に傾けて・・・と次の瞬間、頭が壁に当たったかと思うと
”ウィーーン”
という機械音が。
「え??ウォッシュレットの音?」
「壊れてたんじゃん、いつ直った!?」
「いや、まて、出るぞ、出るぞ、水が出ちゃうぞーー」
こ、これは、最大強ですか!?
と思えるような凄まじい水流が、慌てふためいた私の中腰に刺さりました。壁の”止”ボタンを必死でさがします。うちのやつと違う、どこ、どこ、”止”はどこ~~。
ようやくボタンを見つけ、
!!止!!
鎮火(水?)したのでした。
そして少し落ち着きを取り戻し、あたりを見渡して思ったのです。
あぁ自分よ、なぜ中腰などという中途半端な気持ちでウォッシュレットを受けとめたのか。なぜ覚悟を決め、ずっしりと腰を据え、堂々と当たりに行かなかったのか。
後悔先に立たず、自分も床もびしょびしょになっていたのです。
どうしよう、いや落ち着け、落ち着くんだ。最悪、ほかの人から見て
もらしました?
と思われるような外見でなければいいじゃないか。よし、全身を点検・・・ん?ズボンに、ズボンのふくらはぎのところに、すさまじい水滴の跡があるじゃないかー!
しかしこのままずっとトイレに籠ることもできないと、意を決して外の世界へ。常に背中を後ろにして壁づたいに歩き、忍びのごとく自分の席へ。
OK、ズボンのシミは見られていないはず、ミッション成功。あとは乾くまで何があっても席を立つものかと心に決め、でも仕事は手につかず、しばし放心状態で過ごしたのでした。
「あぁ神様、トイレの神様。先ほどはトイレを濡らしてしまい、申し訳ありませんでした。でもあの後、床も便座もすべて元通り、いやむしろ元よりキレイになったと思います。なので、その~、あの~、おわかりですよね。」