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オートファジー

おはようございます。鍼灸整骨院Linkのせいやです。最近何かとSNSの時代と良く耳にします。確かに利用しない手はないかも知れないです。だだそれに惑わされて自分を失っている人が多いような気がします。周りを気にせず自分の中で1番になればいいのでは?そんな気がします。スマホを1週間ぐらい手放してみると、本来の自分に戻れるかも知れません。

さて今日の記事は、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー」についてです。少し前の記事で、朝食信仰の嘘という話をしました。消化が生きている中で1番エネルギーを使うので、朝ごはんは必要ないのでは?という話でした。そして今日は空腹の時間を作ると体にどのような作用が起こるのか、「オートファジー」とは何なのかを話していきます。

食べ過ぎたりお酒を飲み過ぎたりすると、内臓に負担がかかり内臓が疲れてきます。胃腸や肝臓は食べたものを、何時間もかけて消化します。本来処理できる量を超える食べ物が、ひっきりなしに運ばれてくると、内臓は休みなくフル回転で働き続ければならず、疲弊します。その結果、内臓の働きが低下し、栄養素をきちんと吸収できない、老廃物を排出できない、免疫力が低下するなど、さまざまな問題が生じてしまうのです。

食事によって摂った糖質や脂質の一部は、脳や筋肉、内臓などが働くためのエネルギーとして使われますが、余った分は筋肉や肝臓に蓄えられ、それでもおさまりきれなかった分は中性脂肪として、脂肪細胞に蓄えられます。つきすぎた脂肪、とくに内臓脂肪からは、悪玉ホルモンが分泌され、血糖値の上昇、高血圧、血栓形成などを招きます。また悪玉ホルモンは慢性炎症状態を引き起こし、がんを発症する場合もあります。他にも、食べ過ぎには「体を錆びさせる活性酸素を増やす」といったデメリットがあります。

食べ過ぎは、疲れやだるさの原因となるだけでなく、糖尿病や高脂血症などの動脈硬化性疾患、脳出血や脳梗塞、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、そしてがんの原因ともなるのです。

では空腹の時間を作るとどうなるかと言うと、まず内臓がしっかり休むことができます。血糖値も徐々に下がります。また、最後にものを食べてから10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになります。

そして16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働くようになります。

「オートファジー」とは細胞の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられるというもので、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると、活発化するといわれています。私たちの体は60兆もの細胞でできており、細胞は主に、タンパク質で作られています。日々の生活の中で、古くなったり壊れたりしたタンパク質の多くは体外に排出されますが、排出しきれなかったものは細胞内にたまっていき、細胞を衰えさせ、さまざまな体の不調や病気の原因となります。

一方で、私たちはふだん、食べたものから栄養を摂取し、必要なタンパク質を作っています。ところが、何らかの原因で栄養が入ってこなくなると、体は生存するために、なんとか体内にあるものでタンパク質を作ろうとします。そこで、古くなったり壊れたりした、細胞内のタンパク質を集め、分解し、それをもとに新しいタンパク質を作るのです。

つまり、オートファジーとは、古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みであるといえます。細胞が生まれ変われば、体にとって不要なものや老廃物が一掃され、細胞や組織、器官が活性化し、病気になりにくく若々しい体になるのです。さらにオートファジーには細胞内に侵入した病原菌を分解・浄化する機能もあり、健康であるために欠かすことのできない仕組みなのです。

空腹の時間を作ることにより、体はデトックスしエネルギーを生産しやすい状態になるのです。内臓はリフレッシュして元気を取り戻します。腸と脳は深い関係があります、腸の働きをよくすることで脳の働きも良くなります。免疫力も高まるので病気にもかかりにくくなります。

1週間のうちで1日だけでもいいので、(できれば毎日)16時間何も食べない時間を作るだけで体は変化してきます。1日に3食を食べないといけないと言う思い込みを捨てて良かったら実践してみて下さい。ただ24時間以上何も食べないのは、体によくないので食べないからいいと言うことではありませんので。しっかり食事はされて下さい。

食べものを食べたら終わりではありません、そこからが食事の本番です。内臓は一生懸命、働いてくれているのです。自分ばっかり休憩するのではなくて、たまには内臓も休ませてあげて下さいね。それではいい1日を( ◠‿◠ )

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