私と仕事と投資のきっかけ③
だいぶ時間があきましたが、きっかけシリーズ最後は最初の株式投資で買った銘柄を紹介します。
私は2020年1月に初めて株式を購入しました。この時、特に注目していたのはEVでした。詳細については前回の記事をご参照ください。
今回の記事では当時購入した銘柄の思い入れを書いていきます。どれも有名な銘柄なので詳しい説明は省きます。
【銘柄① TESLA (ティッカーシンボル:TSLA)】
人生で初めて買った銘柄は TESLAです。電気自動車、米国株で最初に思いつき、この銘柄は絶対欲しいと思っていました。
加えて、CEO(TechnoKing?)のElon Musk氏も私にとって興味深い存在でありました。とても有能な方である一方、時々とんでもない発言や行動をしている人と認識していました。
特にShortseller Enrichment Commission事件とサイバートラック窓ガラス破壊事件はなかなかインパクトがありました。
あとはタイの洞窟遭難事件で潜水艦を提案し、Musk氏をディスった捜索隊員をペドフィリア呼ばわりしたこともありましたね。
これらの事件で株価が下落していたことも知ってました。窓ガラスを破壊したときは7%下落したらしいので、当時の株主は堪らなかったと思います。今となっては誤差のようなものでしょうが。。。
またTESLAはずっと赤字続きの中、19年度4Qで黒字化を達成しました。このことから、ビジネスが軌道に乗り始めた時期でTESLAの株式を買うには良い時期なのでは?と考えていました。
【銘柄② 蔚来汽車(ティッカーシンボル:NIO)】
TESLAを購入して直ぐに関連銘柄で見つけたのが中国のEVメーカーNIOでした。
私は過去20ヵ国程訪問したことがありますが、中国はその恐ろしさも知った上で好きと言える国の一つです。
中国各地を旅行や短期研修で訪問する度に、沿岸部は勿論、内陸の地域までもが凄まじいスピードで発展し、電動バイクやQR決済等の先進的な製品やサービスが一般的に普及している様子を目にしてきました。
一方、中国共産党にとって都合の良い統制・教育が実施されていることや、メンツを重視しすぎる傾向がある国民性も各種文献や経験から学んできました。
当時NIOを調べたとき高級EV路線でかつ既に製品が販売されている点に興味を持ったことを覚えています。私の稚拙な知見を踏まえても、高級路線+政府主導のEV施策という2点から中国という巨大な市場で発展が見込めるのではないかと考え、購入することにしました。加えて、当時は株の単価も小さく多くの単元数を保有できるというのも一つメリットでした。
その一方でNIOは大きな問題も抱えていました。債務超過です。
債務超過とは会社が倒産して全部清算しても借金が残る状態です。こうなると事業継続が怪しくなるため、金融機関や投資家からの資金調達が難しくなります。
そのため、私はこの銘柄をギャンブル銘柄と割り切って購入しました。
ですが、見方によってはTESLAも黒字化したばかりで不安定な要素も多くギャンブル銘柄になる可能性もありました。この2つの銘柄だけ購入するのは不安だったので、財務や事業が安定している銘柄も選ぶことにしました。
【銘柄③ NVIDIA(ティッカーシンボル:NVDA)】
不安要素を解消するための安定要員として選んだのはNVIDIAです。同社はGPU(Graphics Processing Unit)で世界的なシェアを持つ半導体メーカーで、ゲーミング用PC向けGPUが主な売上を占めています。
私はゲームにそこまで関心がなく、むしろゲームは一過性のものも多いので投資対象には向かないとすら考えています。それでもこの銘柄を選んだのは自動運転へのGPU活用と盤石すぎる財務体質が魅力的だったからです。
GPUは映像の処理に優れており、自動運転車への普及が見込まれています。前回の記事で自動運転をディスった私ですが、既に他の市場でビジネスを確立していて、更に売上の拡大が見込めるNVDIAは買うべき銘柄と考えました。
そして財務状況。全く問題ありません。
結果的にはTESLAとNIOが凄まじく伸びてくれましたが、NVIDIAもダブルバガーを達成しています。
しかし、先日の決算の後、NVIDIAを売却しTSMCを購入しました。
というのも、半導体需要増加に伴う供給のひっ迫とAppleを始めとした半導体の内製化のニュースを見て、これからの時代はファウンドリーが強いのではないかと考えたからです。インテルの工場建設のニュースのせいでTSMCは若干売られてましたが、今後の伸びを期待したいです。
【銘柄④ Pfizer (ティッカーシンボル:PFE)】
当初のPFには、世界最大手の製薬企業でパイプラインを多数保有するPfizerも組み込みました。
何故入れたのかあまり記憶がないのですが、製薬なら安定的に成長しそうという安直な思いで買ったような気がします。
ただあまりにも伸びないため数か月で売却してしまいました。現在の株価も当時と同じくらいなので売って良かったなと思ってます。じっちゃま的には今が買いとのことですがどうでしょう?
【選定銘柄のその後】
そこからコロナ暴落、銘柄の入れ替えなど紆余曲折があり、現在に至っています。米国株投資元年はTESLA, NIO, NVIDIA のお陰で資産は大きくなりました。
途中あまりにも高騰しすぎてビビッて売却したり、押し目で買い増したりもしました。しかし基本的に狼狽売りはせず、コロナ暴落の時もずっと持ち続けていました。
私の資産を大きくしてくれたこともあり、TESLA, NIO, NVIDIAの3つには強い思い入れがあります。NVIDIAは売却してしまいましたが、またタイミングがあれば購入したいです。
現在保有している銘柄は以下11銘柄です。
・蔚来汽車(NIO)
・Palantir Technologies(PLTR)
・Tesla(TSLA)
・KOPIN(KOPN)
・Magna International(MGA)
・亿航智能(EH)
・Crowd Strike(CRWD)
・Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSM)
・Garmin(GRMN)
・RADA Electronic Industries(RADA)
・XXXXXX(日本株)
この他、定期的にウォッチしている銘柄としてNVDA、U、AFRM、ZM、BYND、SIFY、RPRX、RBLX等があります。
どれも魅力的なのですが、今後もうちょっと数を絞り、IPO銘柄や他の業界の銘柄も組み込もうと考えています。
銘柄選びの考え方についてはまた別途記事にしたいと思います。
以上
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