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ゴーヤを食べる試み



ご挨拶


皆さまこんばんは。

リーリー、コロコロ、という夜の虫の音に急激な秋の訪れを感じている藤助です

スーパーにもカボチャや秋刀魚が並び始め、少しずつ遠ざかる夏に寂しく思っていた藤助を見兼ねてなのか…


近所の奥様に、こんなに立派な
ゴーヤをいただいたのだ!


「なんだか秋めいて来て物寂しいわよね〜。うちの畑のなんだけど、良かったら食べてね!」


ビタミンよ、ビタミン!

と、笑顔で力こぶを作ってみせる奥様の明るさには頭が上がらないのである。

ワタクシも大好きなゴーヤ、今回はツナと合わせて料理してみよう

一昔前は庶民的な立ち位置であったが、
今や160円以上もする高級食材になってしまったツナ缶


ちなみに時をかけるツナだったりする(現2024.9)


遠い昔の頂き物、もったいなくて押し入れにだいじだいじしていたら、すっかり忘れてしまっていたのだった。

実は、期限切れの缶詰めを安全に食べられる期間を求める厳密な計算式もあるらしいが、大体1年ちょいなら問題無いらしい(味、匂いに異常が無ければ)

オイルサーディンなんかは半年ほど期限切れの方が美味しい、というのをくーねるほにゃららという漫画で読んだ記憶がありますな


調理

【ツナとゴーヤのマリネ・ごま油風味】

・ゴーヤ大 1本
・ツナ 1缶
・塩 小さじ1/2弱
・醤油 小さじ1/2弱
・ごま油 小さじ1

※ゴーヤは1本でも2本でも良いが、ツナ缶は1缶。なぜなら高いので!
ゴーヤを2本にした場合、物足りなさを感じたらごま油を増やすなどして調整する

ワシワシと洗って真っぷたつに
スプーンで種とワタをくり抜く。
苦みが苦手な人はしっかり取り除こう


もすもすとワタを取っていてふと思ったのだが、ゴーヤの種って食べれるのだろうか。

なんかいけそうじゃない?



試しにひとつ…


…む…!これは…!!

そこはかとないナッツ感と薄い殻のパリポリ感、そしてほんのりとした甘みがあって美味しいぞ!!

普段食べ慣れているゴーヤとかけ離れた味に動揺しつつ、ひとまずキッチンペーパーの上で乾かしてみる

カボチャの種的なおやつになるといいな


事後で恐縮であるが、ちょっと心配になって種の毒性を調べてみたところ、

毒はあるけど過度に食べ過ぎなければむしろ身体に良いし、なんならワタも実の3倍のビタミンありまっせ

とのこと。世の中知らない事だらけだなぁ…


お次は薄めにスライス


このくらいが薄すぎず厚すぎず、
程よい食感に仕上がる


続いて、切ったゴーヤをボウルに移し、塩で軽く揉んで水分を出す。

この工程を飛ばすと、しっかり調味料を和えたはずなのに、時間が経つにつれ薄まっていき、ぼんやりとした味になってしまう

とりあえずこのくらい


ワシワシ、かる〜く揉む


すでに水が出てきた


ほんのり感じるくらいの塩気で和え、3〜5分置いてさらに水を出す

その間に、例のパンドラの箱を開けてみるとしよう…

最後に希望が入ってるって本当ですか???



ゆっくりと…


おや…?



全然大丈夫じゃない?


変な匂いもしないし、なんだか拍子抜けである


色もいつも通り



味もOK、検品完了!


ゴーヤも汁気が抜け、準備万端


もしゴーヤの塩気が強すぎてしょっっぱ!となってしまった場合は軽く水でゆすげば大丈夫。
味見して、まだ塩辛ければ5分ほど水につけておこう


ぎゅっと絞って一旦別の容器に。
気になる人や今日中に食べない場合は調理手袋をしよう



ボウルに戻してツナを入れる

もしゴーヤを絞った時の容器が両方ツルツルしている素材なら移し替える必要は無い。
単に陶器だと凹凸があって洗いにくいという理由だ

ツナにすでに味があるので、
ほんの少し、香り付け程度の醤油
上皇后、美智子様のご実家の本家が創業という、
由緒正しい醤油メーカー。日清製粉とも縁深い。


コクと香ばしさのごま油


よく和える


お行儀が悪いが、ちょっと味見


ほんの少し追い油〜


うおおお



お皿に盛って完成!



実食

ここまで実に10分足らず。
素晴らしきスピードメニューである

それではさっそく、いただきまーす


シャキシャキのゴーヤの瓜っぽい青臭さと苦みがツナの旨味とごま油のまろみとマッチして、おかず感のある夏野菜食ってる〜〜!!と、口にも心にも大満足だ!
火を使わずにササッと出来上がり、意外と白米にも合って大変よろしい

冷蔵庫で冷やすと、味が馴染んでなお良し


白ごまや鰹節、卵黄なんかを乗せたりとアレンジも楽しいゴーヤマリネ、まだしばらくは旬がつづきますので、ぜひ皆さんも作ってみてくださいね

それでは良い野食材ライフを!

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