1kgハンバーグを食べる試み
ご挨拶
皆さまこんにちは
夏と秋の狭間で乱高下する気温に翻弄され、毎日クラウチングスタートの姿勢でゆらゆら揺れ動いている藤助です
もう稲刈りも終わったし、いい加減にしないと冬将軍が準備運動を始めてしまいそうだ
それでも、草木はどんどん秋仕様に変わっていっているのだが…
恒例の早朝お散歩では、肌寒いながらもしばらく速歩きをしていると軽く汗ばんでくる程。
残暑というには涼しいが、さすがに夏の温もりを残しすぎでは…?
さて、それはそれとして、季節の植物達が物語るとおり暦の上では立派な秋。
本日も素晴らしいお買い得食材を発見したので、食欲の秋を堪能しようではないか。
調理
本日の献立はこちら。
【1kgハンバーグ】
・豚挽き肉 600g
・玉ねぎ 350g
・パン粉 100g位
・卵 1個
・牛乳 50g位
・サラダ油 適量
・とろけるチーズ 5枚
・塩 10g(チーズを除いた全体量の1%程度)
・黒胡椒 5振りくらい
・水 大さじ1
・計量器
・芯温計
※あればナツメグを5振りくらい入れると、急にお店のハンバーグっぽい味になる。
※途中で味見ができないので、塩分量はしっかり計る事。もし他にソースをかけたいなら、0.8%に減らす。
※生肉を扱うので、食中毒防止の為に芯温計を使う事を推奨する
【温泉卵】
・卵(冷たい状態) 7個
・お湯 たっぷり
・温度計(芯温計)
・タイマー
書くご家庭にも様々な方法が存在すると思うが、藤助は生肉で器や調理器具が汚れるのが大変キライなので、今回は極力洗い物が少なく済むハンバーグの作り方をご紹介させていただく。
この物価高のご時世に、このお値段でよく我が家にお越し下さった!
お肉様に感謝の敬礼を捧げつつ、さらに沢山の玉ねぎでカサ増し作戦だ
しゅわしゅわと玉ねぎに火を通しつつ、隣で温泉卵を作る
卵を仕掛け終わったので、玉ねぎの具合をチェック。
ここでしっかり冷やさないと、肉と混ぜた時に脂が溶けて結着が弱くなりバラバラに崩れてしまう。
ここで卵のお湯の温度を確認してみる
途中、少し温度が高かったのですぐ冷やしてしまおう
今回はすぐ冷やしたが、70℃くらいで温度をキープできたのなら、お湯を切ってから5分放置→冷やすという工程がおすすめ。
さあ、いよいよ作業も中盤に差し掛かってきた。
以後は
①フライパンを計量器に乗せ、塩以外の全ての材料を入れる
②計った重さに対して1%の塩を入れる(材料100g=塩1g)
③こねる
④チーズを埋め込んで焼く
という流れで行く
さっきから塩は1%!と皆さん耳タコであると思うが、人間が味わって美味しいと感じる塩分濃度がそのあたりらしいので、ここさえ守っていればまあ食える味にはなるという事なのである
お次はチーズ達を準備する
さあ、いよいよ焼いていく!
7分ほどじっくり焼き固め、ひっくり返す
さて、少し前に豚ロースの塊肉を調理した時、中心温度が63℃以上で30分以上熱されれば食中毒の心配はまず無いであろう事をお話しした。
その際はお湯に浸して放置する低温調理であったが、今回はフライパンで焼ききるという調理の特性上、余り低すぎる温度でも焼目がつきづらく、火を長時間点けたままではおちおち目も離せない。
ある程度まで温度が上がったら少し火力を上げ、63℃で30分と同程度の殺菌力がある、中心温度75℃で1分の加熱を目指して行こう。
焦げない様に調節しつつ5分程。
気になる中心温度は…?
78℃になっていれば、75℃1分は余裕でクリアできているだろう。
さあ、盛り付けだ!
最後の仕上げに、温泉卵をこれでもかと乗せていく
自分で作った料理なんだが、完全にデブの小学生が考えた最強のハンバーグになってしまった。
男はいくつになっても少年だからね、仕方ないね
実食
とろりと黄身が溢れ出すのに構わず、更にざくりとナイフを入れるとびよーん!とハンバーグからチーズが飛び出して来る
ほくほくと湯気を立てるハンバーグを、あんぐりと大きな口で頬張る。
とろとろチーズと温泉卵の洪水に、肉のしっかりした味わいと玉ねぎのコクのある甘みが一気に畳みかけて来て、なんというか、我ながら恐ろしい物を作ってしまったな…
しばらく一心不乱にどんどんやっつけていたが、1㎏のハンバーグ+チーズ5枚、温泉卵5個はさすがに食べ切れなかった。
くそっ…!俺に若かりし頃の力があれば…!
1/3程いただいたので、残りは適当に切ってソーセージ代わりにポトフに入れるなり、ほぐしてオムライスの具にするなりしよう。
近々に使い切れない分は小分けにして冷凍しておけば、いざという時の便利な非常食にもなるね
ぱんちくりんになったお腹をさすりつつ、もう次の食事を考え始める自分に苦笑しつつ、今回も大変満足なのであった。
次やる時は季節のキノコ入りデミグラスソースとかかけちゃおうかしら。
皆さんはどんなハンバーグが好きですか?
また次回もお楽しみに!