「いい人」をやめると、「幸せ」と「自由」が出に入る。
茂木健一郎さんの新著、『「いい人」をやめる脳の習慣』を読みました!
今年読んだ本のなかでも、ベスト3に入るくらいの良書でした!おもしろかった!
「周囲の期待に応えて必要以上に頑張ってしまう」「他人から嫌われることが怖くてNOと言えない」など、いい人から脱却できずにお悩みの方には是非読んでいただきたい一冊です!
【読書メモ】
◆「いい人」とは
・常識や規範、世間体をすごく気にして生きる人
・自分を殺して、社会に漂っている「こうであるべき」「こうするべき」的な規範に自分を合わせている人
・自分軸ではなく、他人軸で生きている人
◆「いい人」をやめると、濃い仲間ができる
・自分を偽る「いい人」は結局のところ、誰からも信用されなくなってしまう。
・自分に噓をつきながら、たとえ良好な人間関係をつくれたとしても、「あなたがいなければダメ」と言われるような人間関係をつくることはできない。
・「いい人」をやめて、自分の思ったことを発信していれば、本当に心が通じる人たちと、強い絆ができる。
◆「いい人」をやめると、幸せと自由が手に入る
・偏差値がいくつかとか、模試でどれくらい点が取れたとか、そういう尺度の中では、誰かが1位になったら誰かがビリになる競争をしており、参加するすべての人が幸せになることはない。
・でも、「いい人」をやめた人たちの経済圏というのは、みんなフラットに存在して付き合ってるから、みんなが幸せになれる可能性があるし、楽しい。
・「いい人」の文化は、評価基準が1つしかないモノカルチャーだが、「いい人」をやめた瞬間に、百万もの道が開ける。この世の中でいちばん貴重な通貨は「自由」。「いい人」をやめると、その自由が獲得できる。
・「いい人」は自分の生き方に世間的な条件を課して「こうならないと幸せになれない」って思ってる。つまり自分を受け入れていない。だけど自分を受け入れ、「いい人」をやめられると、今現在のありのままの自分で幸せになれる。
◆これからは、いい人が求められる時代
・規範やルールだらけの日本の受験は“「いい人」養成機関”そのもの。世界のトップ集団では、「みんなと同じことをがんばった」というのは、まったく評価されなくなってきている。
・付加価値を生み出すには、すでに競争の激しい「レッドオーシャン」に行くのではなく、競争相手のいない、自分のオリジナリティで打って出られる「ブルーオーシャン」を見つけないといけない。「みんなと同じ」を重んじる「いい人」に、それは難しい。
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