全力で推したい駄洒落
「母さんや、アレは誰だったかね、自然主義文学のアタマかたい?の人が書いたやつ」
「?」
「そら山田くんザ、、、一枚とか」
「それがどうしたんですか」
「ほれ、サッカーじゃなくてナントカボール。カフェインて眠気が、」
「?」
「全力で、ホレ、言葉が不自由な人何て呼ぶ?出てこない、」
「今の時代そんな言葉はもうタブーですよお義父さん」
「えっ」
「駄洒落を言うのは差別になりました。まず何が洒落で何がギャグで何がジョークなのかが問題です。駄洒落を洒落より下に見る発想も危険です。どこにハラスメントとジェンダーと世代と民族の軋轢と同調圧力と個人の格差の地雷があるか知れたものでありません、要するに理解できない面白がれない人たちへの配慮です」一気にまくし立てる娘婿。
そのときテレビがしゃべった。
「オイラのおねえちゃんなんか反抗的だよ。推しのジミーの話題のときだけキャアキャア騒ぐんだ。癒し系だけどね」
ふと沸騰する会話は吹っ飛んでいた。
410文字
「やだ、アナタ。これホームアニメなのよ?」
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