親切な暗殺 ①
ある寒い朝のことです。ウサギの家の前にサツマイモがありました。だれかがぼくのためにこれを? ウサギはうれしくなりました。そうだネズミくんにあげよう。おなかをすかせているだろうから。ウサギはネズミにサツマイモをもっていきました。こうしてサツマイモは、ウサギ、ネズミ、クマ、タヌキとまわって、ふたたびウサギのところに。ウサギはサツマイモの餡でまんじゅうを作りました。大ヒットです。ヒットまんじゅう餡サツマイモ! 親切という概念を子どもに理解させるのは大変ですがこの絵本を読んできかせるとよくわかるようです。
うちの玄関にあったのは暗殺と書かれた紫色の小ぶりのラグビーボール状の物体でした。宇崎は語る。写真部の根津見にあげました。それが隈と田貫のところにもまわったと、それだけです。手榴弾の形の暗室用殺虫剤ですけどね。
なるほど。ご丁寧に民話の絵本までついて言い訳にピッタリだな。翌日の演説会の下見をしていた刑事は感心した。
410文字
絵本「しんせつなともだち」を一部参考にしました。
たらはかに様のお題に参加しています。
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