バイリンガル餃子 傾国編
「ハーフときけばバイリンガルなんだろなとか美形に違いないと思われるでしょうね。一方でハーフときいて気持ちが萎えるのは餃子付きランチです。サイズか個数かラーメンか知りませんがここは全部いただきたいものですね。あと日本全国47大餃子?多すぎて覚えきれません。適切な例えかどうかわかりませんが、中国7億大美女の一人と言われたときの期待感です。そこへいくと貴女様は」
ソグド人と突厥人のハーフでバイリンガルだか二枚舌だかの安禄山は中国ナンバーワン美女の誉高い楊貴妃におべっかを使った。すると女は「楊貴妃ですって? その人バイリンガルなの? その点前漢の大奥から匈奴に嫁いだわらわは紛れもなくバイリンガルじゃ。なのに三大か四大かの違いでベンチウォーマーの扱いとは。ええい控えよ!」
安禄山は焦った。何題か前のお題にあって時々登場するタイムスリップコップで酒を飲んでしまったようだ。女が名乗った。
「わらわの名は王昭君(おうしょうくん)」
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なんか苦戦しています😅ほかの方々の作品をみると皆さま中国語堪能ですね。勉強のために中国ドラマを眺めたりもしますがもしかしてこれは時代考証の勉強にもなるのでしょうか??わが国の餃子は戦後旧満州から復員された方が始めたそうですが(ネット情報)本家の餃子も中国東北部の満州族の料理が起源(ニッポニカ)らしいです。でもこの前見た明代が舞台のドラマでも餃子作っていましたね。こうなると何から疑ってよいのやらです。西安には200種類の餃子があるそうです。紀元前からあるもかも知れません。
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