秋と本 ②
秋と本、二人の虫が優雅に語り合っているところに
「仲間に入れて」と水と弱がやってまいりました。虫が好かないけれど無視するわけにも行きません。でも、
「残念ながら『の』がつくことが入会資格なんだ」と意地悪な返事。腹の虫が収まらない二人は獅子心中と野虫(紙魚の別名)に応援を頼んで本を攻撃したり
「ついこの前まで『夏の虫』だったくせに」
と秋の虫に憎まれ口。ついに仲介者が入りました。その名も
『物言えば唇さ』。
200文字
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