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塩人(しおんちゅ)あいうおんちゆ編

 テレビでタレントの不倫が取り上げられていた。彼らは有名人らしいけど、ご時世なので個人情報だのプライバシーだの人権だのとうるさくて、本人の映像を出すことができない。初めはモザイクと変声器で報道していたが(あいうお、んちゅつまり「え」がない)、親切にも解除して拡散する輩がいて結局今では人形劇だ。気の毒のなやられ役の『塩』と憎まれ役そして倍返し役。もはや伝統芸だ。世間は一番気の毒そうな人に同情しようと身構え、彼の非業の死に涙し、悪役はリベンジされてスカっとする。
えっ、この話知らないの? 無理もないね。松の廊下のセットだの50人近い時代劇役者だの予算的に厳しいから最近では年末の定番から外れてるもの。太平記ときたら歴史のタブーじゃなくてもややこし過ぎてよくわからないし?

※仮名手本忠臣蔵の登場人物は南北朝の塩冶判官、高師直となっています。塩つながりです。

不倫エピソードは「ちゅうみ料」
「不倫しおん、チュ」ではありません。

410文字

いつもながら一夜漬けです💦


たらはかに様のお題に参加しています。

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