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じゃがりこをトングで食べる男は好きですか。

わたしはいま、じゃがりこをトングで食べている。
ふと思ったんだけど、この姿って人にはあんまり見せられない気がする。

パソコンで仕事なりnoteなりに取りかかろうとした刹那、小腹が空いていることに気づいたので食べ始めたのだけども。

いかにも「わたしは潔癖症です」みたいな雰囲気があるというか・・・。
付きあって初めて彼女が家に来たときに、コレで食べられるかといったらまあムリでしょう。
「分かる~!わたしも~!」となる女性を想像できないんですけど。

「この人はきっとA型ね。合理的にものを考える理屈っぽい人なのだわ。ケンカの時もネチネチして根に持つタイプね。細かいことを気にするのね。自分は人と違うぜといった得意げな顔が腹立たしいわ。空気が読めないのね。器が小さいのね。暗いのね。キモイのね」
と、思われそうな気がするんですけど。トングで食べただけで。

でもさあ、なんでスナックは手で食べるのが「普通」の文化なのさ。
箸とかトングで食べたほうが手も汚れないし、場面によってはキーボードやスマホだって汚れないし、なによりこのご時世には衛生的でもあるわけじゃない。

ピザもそう。できればうまいことフォークを突きさして食べたい。
手で食べるものすべてに、なにかしら物理的なアイテムを使いたいと思ってる。

でもね、本当は手で食べたほうが食べ物はおいしいらしいよ。

人間がモノを食べるとき、目で見て、香りを嗅いで、舌で味わって「おいしい」にたどり着く。味覚・嗅覚・視覚で楽しんでいるわけだ。
そこに「触覚」として、食べ物に触れながら食べることで、あらたな情報が脳に送られ、より食べ物を深く味わえるらしい。

たぶん。美味しんぼ情報だけど。

出典:美味しんぼ(24)|「カレー勝負」

でも、たしかにお寿司は手で食べたほうが”粋”と言われるよね。
ピザもじゃがりこも、手で食べたほうがおいしい気はする。

じゃあ、食べ物をおいしく食べる極論は「手で食べる」が最高峰であって、トングで食べるのは「おいしい」からかけ離れてしまう行為ということか。
なんだか、じゃがりこにとても申し訳ない気持ちになってきたぞ。

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