「1円単位まで割り勘する男性」をかばいたい。
いまYoutubeで「踊る!さんま御殿!!」のVTRが見れるんですね。
さんまさんが回すゲストトークのVTRは無いですが、トークテーマのVTRが観れます。このVTRは、タモリ倶楽部の空耳アワーに近い中毒性というか、これだけ観たい!ってファンも多いかもしれませんね。そんなファンからすれば、アスパラガスの穂先だけ食べるような贅沢です。便利な時代ですね。もちろん公式ですよ。
たとえば、こんなのとか、
こんなのとか。
さんま御殿を知る人なら、いかにもなテーマですよね。
この動画とは直接関係ないですが、このような女性の恋愛観を通して男性を評価する「こんな男はいやだ」的なテーマのなかに、太古の昔より語られている「1円単位まで割り勘する男ってどうなの」というテーマがありますよね。
これに関しては、わたしもどうなのって同意はしてはいます。
しかし、ちょっと弁護してあげてもいいですか。
10年くらい前です。会社の同僚男女6人くらいと、同僚の家でカニパーティーをすることになったんです。そのとき、カニの発注(楽天で注文)と会計係がわたしになったんです。
詳しい金額は覚えてないけど、ひとりあたり「3164円」みたいな金額だったんです。当時は携帯メールの文化で、当日の集金がしやすいよう、事前に割り勘金額をメールで送る手筈になってました。
ここで「1円単位まで割り勘する男ってどうなの」というあのテーマが頭の中で点灯したわけです。
しかし、ここからとても迷いました。
勝手に「女子は3000円、残りの端数は男子で負担」と決めることもできる。でも、女性の中にはそれを嫌がる人もいるかもしれない。わたしが端数を負担しちゃえばいいのか?いやでもそれはそれで、変な気を遣わせてしまうかも?と。
じゃあ男性陣に事前確認するか?
でも、もし男性陣の中に「1円単位で割り勘する男」がいたらどうする?「チッ、なんでオレが〇〇の分まで」と思い、いったん了承はするものの、気分を害しての参加になったらかわいそうだな。とかとか。
会社というのは本当にいろいろな価値観を持つ人が集まる場所じゃないですか。だからとにかく、相手のことをアレコレ考えてしまうと「ただ男性が負担すればいいじゃん」と、端的に判断をすることができなかったんですよね。
だから「1円単位まで割り勘する男性」ってもしかしたら2種類いるのかもしれない。
単純にケチな人と、相手のことを考えるがゆえに無難な結論を出しちゃってる人と。
まあ、それでも1円まで割るのは見映えが良くないとされているのだから、女性との食事代は深く考えずに、全額負担か、割り勘するならキリのいい金額でご請求するべきなんでしょう。
ちなみにわたしは結局どうしたかというと。
「みんなにそのままの金額を送信して、反応を待とう」というべらぼうに中途半端な結論でした。
当たり前のように、誰もそこに突っ込まず、当日みなさんは払おうとしてくれました・・・。
そして集金のくだりになったとき、ワイルドな男性の同僚が「女性陣の端数分はコレで」と、数百円をまとめてわたしに支払ってきました。
ああ、わたしは確実にいま「1円単位まで割り勘する男」になっているんだろうな・・・と自分のカッコ悪さに直面して食べるカニは無味無臭でした。
カニ、厳選したのに・・・。
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