「ことば」がつくるつながり。
ギャル文字って、あったね。
ぁたUはー(あたしはー)
あナょナニ(あなた)
ナニ レヽ∧ ω(たいへん)
意味ゎヵらω(意味わからん)
とか。
じゃあ問題。これはなんだ?
こω レよ″ωゎ
↓答え
こんばんわ
2004年ころ、10代ギャルのあいだでは「ギャル文字」と呼ばれるこんなことばが流行っていたね。
まだガラケーのEメールが主流だったころ、ギャルたちは絵文字とこの独特の文法を組み合わせることで、Eメールの世界にひとつの文化を築いていた。
「ことば」は、組織のつながりを強くする効果や、自分が組織の一員であると自覚する(させる)為に重要なもの。
たとえば警察という組織なら、ホシ(犯人)、ガイシャ(被害者)、ヤマ(事件)とか。
ヤクザの世界だったら、ハジキ(拳銃)、シマ(縄張り)、シノギ(お金儲け)とか。
ヤンキーの世界だったら、アンパン(シンナー)、セン公(先生)、ハクいスケ(カワイイ女の子)とか。
隠語・専門用語ってやつだね。
縦にしろ横にしろ、強力なつながりを持った組織には、独特の専門用語は欠かせない。
強いつながりを必要とするほど、それは「ことば」でつながってるわけだ。
そして、その「ことば」を使うことで自分もその組織の一員だという自信というか、自覚が持てる。
みなさんの職場でも、社内でしか伝わらない「ことば」も少なからずあるはず。
ギャル文字も、同じような感じだったんじゃないかな。
さて、2021年も半年が過ぎた。
株式会社マイナビが運営する『マイナビティーンズラボ』が、「2021年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」を発表した。
朝の情報番組「スッキリ」でも取り上げられていたね。
参照元:https://teenslab.mynavi.jp/column/2021kamihankitrend/
13〜19歳の女性778名のアンケート回答を集計したもの。
1位の「はにゃ?」は、30〜40代の方々だったら「おーい!はに丸」を連想するんじゃないかなあ。
参照元:https://youpouch.com/2014/07/23/213575/
「ひんべえ」がかわいいんだよねえ。「はにまるさまー」って。
でもね、この「はにゃ」は決して「はに丸」が語源ではないみたい。
元ネタはYouTuberの丸山礼さんが演じる、 美術部部長「井上千晶」の口ぐせなので、まちがえて使わないように気をつけましょう。