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【ヨーロッパ版】愛犬を海外に連れて行く時の手続き
私たち夫婦には今年4歳になる愛犬(柴犬)がいます。
2022年6月、愛犬を連れてヨーロッパのクロアチアへ入国し、クロアチアでの生活をスタートさせました。
犬が出国する場合は人間と違って特別な手続きが必要になります。
ここでは私たちが実際に行った犬が海外へ行く時の手続きのほか、空港での手続き、不測の事態を防ぐために気を付けたことなどについても写真付きで詳しく紹介しています。
犬を海外に連れていくというのは手続きがとても大変ということは知っていましたが、いざ手続きを調べてみると複雑で、本当にこの手続きで合っているのか不安になることが多く、実際に行った人がどのような手続きをしたのかが知りたいと思っていました。
というのも、犬の出入国の手続きにミスがあると、飼い主と一緒に入国できなかったり、検疫所に何日間も係留されてしまう恐れがあるからです。
係留されている間にストレスでペットを失う恐れもあると思うと、何としてでも無事に出入国しなければという思いで準備を進めていきました。
私は準備を始める前に実際に行った方のブログを読んだり、別途オンラインで話を詳しく聞かせてもらったりして、たくさんの時間とお金を使い、自分が納得するまで調べました。
大使館や動物検疫所にも分からないことは何度も連絡して疑問点をひとつひとつ解消したのですが、精神的にも大変な作業だったなと今でも思います。
これを見れば一連の実体験が丸っと分かる物が欲しいと思ったため、ここに私の行った手続きのほか、実体験をまとめてみました。
これから愛犬を連れて海外旅行や移住を計画してる方、海外転勤になってしまい愛犬を連れて同伴したい方のために、私たちの実体験を記録しておきますので参考にしていただければ幸いです。
この記事で分かること
愛犬を海外に連れていく手続きをはじめたところから、到着国の空港で愛犬を受け取るところまでを時系列で知ることができます。
犬を海外に連れていく場合の手続きについては、マイクロチップの装着、狂犬病の予防注射、狂犬病抗体検査、動物検疫所での検査が主になり、これらはどの国に行くにも最低限必要な手続きになります。
これらの出国要件は農林水産省の動物検疫所のホームページにも詳しく説明が掲載されていますが、実際のスケジュール感がイメージできなかったり、何からどのように手続きをしていいのか分からないことが出ることもあります。
また、飛行機の予約方法や現地空港での犬の受け取り方法などは動物検疫所には説明がありません。
・空港での預け入れ・受け取りの様子
・失敗しないフライト予約のコツ
・用意したクレートや給水器のこと
・掛かった費用
・注意したこと
・失敗したこと
・大使館への問い合わせメールテンプレート(英文)
なども紹介しており、全体で18,000文字を超える記事になりました。
みなさんの海外渡航の準備のお役に立てますと幸いです。
こんな方におすすめ
・愛犬を海外に連れて行きたい方
・出国の手続きを時系列で分かりやすく知りたい方
・愛犬を国際線飛行機に乗せる方法を知りたい方
・出国~到着までの犬の様子が気になる方
・準備のおおよそのスケジュールや費用が知りたい方
クロアチアはEU加盟国のため、犬の受け入れについてはEU統一の手続きとなりました。ドイツ、イタリア、スペイン、フランスなど同じEU諸国に行かれる方にも大変参考になるかと思います。
私たちはまだ犬を連れて日本に帰国したことはありませんが、日本を出国する際に「犬を連れて2~3年で帰国する」ことを想定して手続きを行っています。
日本に帰国する際にも必要な手続きがあり、日本を出国する前にあらかじめ手続きを行っていると帰国の手続きが楽になりますので、旅行や短期間で帰国を考えている方の参考にもなるかと思います。
基本データ
ここでの記事は下記の条件下における体験となります。
愛犬:柴犬(9.6kg)1頭
出国日:2022年6月
出発空港:羽田空港
到着空港:ザグレブ国際空港(クロアチア)※EU加盟国
航空会社:ターキッシュエアラインズ(エコノミー)※イスタンブールで乗り換えあり
移動方法:ペットは貨物室(飼い主とは別々)
この記事の内容は飼い主と一緒に搭乗するペットの出国方法であり、商業用の動物の輸出入や、ペットだけ輸送される場合は手続きが異なりますのでご了承ください。
また、キャリーバッグとペットの合計重量が8kg未満の場合などは、飼い主と一緒に機内で過ごすこともできる航空会社もあります。私たちの場合は、愛犬の体重だけで10kg弱なので、ペットを預け荷物(貨物)として飛行しました。
本記事に記載している内容は2022年1月~6月の私の実体験です。手続きされるタイミングによっては手続き内容やスケジュールなどが変更になる可能性があります。また、行かれる国によっては追加での手続きが必要となる場合がありますので、最新情報や国ごとの要件については必ずご自身でご確認願います。
次の項目から時系列で行った手続きについて紹介していきます。
※8/6追記
このnoteをご購入いただいた方は無料のご相談も受け付けております。追加で知りたいことがありましたら、note内に記載してある連絡先までどうぞお気軽にご連絡ください。
手続き開始から出国までのスケジュール
犬の出国手続きのおおまかな流れは以下の通りです。
この順番に手続きを行うとスムーズに手続きを済ませることができます。
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