祇園祭2024
今日は京都の「祇園祭」について書きたいと思います。
祇園祭とは
「祇園祭」は古くは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った
「祇園御霊会」を始まりとする、八坂神社の祭礼です。
毎年7月1日の「吉符入り」から31日の疫神社「夏越祓」まで
1ヶ月間にわたり様々な神事・行事が行われます。
祇園祭は時代の流れと共に次第に豪華になり、
東京の神田祭、大阪の天神祭とともに「日本三大祭」の一つとして有名です。
また、岐阜の高山祭、埼玉の秩父夜祭とともに「日本三大曳山祭り」のひとつでもあります。
祇園祭のスケジュール
1ヶ月間に渡って行われる祇園祭のスケジュールを見ていきましょう。
複数日スケジュール
1日～18日 吉符入り
1日～11日 二階囃子
10日～14日 前祭山・鉾建て前祭
12日～13日 前祭山鉾曳き初め・山舁き初め 前祭
12日～16日 夕刻より 山鉾上での囃子前祭
14日～16日 前祭宵山前祭
18日～21日 後祭山・鉾建て後祭
20日～21日 後祭曳き初め・山舁き初め
21日～23日 後祭宵山
単日スケジュール
1日 午前10時 長刀鉾町お千度
2日 午前10時 くじ取り式 、午前11時30分 山鉾町社参
3日 午前10時 神面改め
5日 午後3時30分頃～ 長刀鉾稚児舞披露
7日 午後2時 綾傘鉾稚児社参
10日 午後4時30分～9時 お迎え提灯、午後8時頃～ 神輿洗
13日 午前11時 長刀鉾稚児社参、午後2時 久世駒形稚児社参
15日早朝斎竹建て 、午後8時 宵宮祭八坂神社
16日 午前9時 献茶祭、夕刻より 宵宮神賑奉納行事
17日 午前9時～ 前祭山鉾巡行、くじ改め 、午後4時～ 神幸祭、神輿渡御
23日 午前9時 煎茶献茶祭、午後 護摩焚き
24日 、午前9時30分～ 後祭山鉾巡行、くじ改め、午前10時～ 花傘巡行、午後4時頃～ 還幸祭、神輿渡御
25日 午前11時 狂言奉納
28日 午後8時頃～ 神輿洗
29日 午後4時 神事済奉告祭
31日 午前10時～ 疫神社夏越祭
※行事の日程や時間は年によって変更の可能性もあります
祇園祭の見どころと特徴
祇園祭は八坂神社の疫病神を鎮め退散させる祭礼で主体は氏子たちが担ぐ「神輿渡御」です。
神輿渡御とは神輿を取り囲むように隊列を形成し、宮司以下、神職 ・氏子総代が氏子各町を行進する祭事のことで、お神輿が通る道を清めるための先祓いとして「山鉾」という屋台で市内を練り歩く「山鉾巡行」という行事が有名です。
諸説ありますが、神輿の前に山鉾で練り歩く効果は2つとされていて
1つは神様が通られる道を山鉾によりお清めするというもの。
もう１つは山鉾が巡行することで厄神たちを集め、そこに神輿に乗った神様がやってきて悪霊の怒りを鎮め町の外へ送り出すというものです。
祇園祭のハイライトといっても良いのがこの「山鉾巡行」で、
前祭が7月17日の「神幸祭」、後祭りが24日の「還幸祭」に行われ、
約1500人の担ぎ手が集まります。
神輿、山鉾の種類
神輿は神様が乗ってお出ましになるもの
山鉾は神輿の通る道を清めるもの
神輿が「主」で、山鉾が「従」の関係です。
更に山鉾にも種類があって
疫神を追い払うとされる「鉾」と
後に見せ物として発展した「山」
があります。
2024年 祇園祭の開催日程
2024年の祇園祭の開催日程は以下の通りです。
期間：7月1日～7月31日
場所：八坂神社（京都市東山区祇園町北側625番地）