安らぎの画家笹倉鉄平
私の好きな画家笹倉鉄平氏のミュージアムにこのほど訪ねてきた。
以前百貨店の展示で見た時に、私は初めて家に飾りたいと思えた絵に出逢った。
ふんだんに光が取り込まれ、観ているだけで胸がすくわれる思いがしたのだ。
雨後の湿った緑の匂いや優しく頬をつたうそよ風が絵から感じられ、あたかも自分がその絵の中にいるのではと錯覚さえしてくるのだ。
今もまだその余韻に浸り、夢心地の真っ最中。
絵には描いた人の思いが詰まっている。
移り変わる美しい自然や人々の賑わい、その一瞬一瞬を閉じ込められる絵画の世界。
そして、絵を通して異国のまだ見ぬ世界へと誘ってくれる。
頭の中は縦横無尽、自由自在。