「神殿行ったことある?」2021年3月21日の日記
・問題:ほぼ1か月休職中のポタクが急に「おしごとに行く」と言って家から出てきたよ。なぜかな?
・答え:推しを追っかけるという「推し事」に出かけるから。
・10日ほど前のこと。バーチャルYoutuberの月ノ美兎(つきのみと)さんのその日の配信は、体験レポだった。
・埼玉の春日部に、”地下神殿”と呼ばれる巨大な施設があるという。この地下神殿への見学レポがこの配信のメインの1つだった。
・この不思議な神殿の正体は、中川・綾瀬川流域を洪水による浸水から守るための設備、「首都圏外郭放水路」。
・埼玉県の国道16号の地下約50mに、この巨大な水槽が建設されている。
・洪水によって増水した河川の水を、中川・倉松川など5つの河川や水路からこの地下神殿へ流し、最終的に江戸川へと放水することで、首都圏の洪水被害を軽減させている。
・配信では、いくつもの写真と動画を用いて、この施設の様子をレポートしていた。
・委員長の体験レポのとおり、この巨大な施設は予約をして見学することができる。
・施設の詳細と予約はこちらから。
・行くしかないよね。
・わたしは月ノ美兎さんのポタクだから。
◇
・春日部駅までは大宮駅経由で行った。
・13:00~の見学回を予約したので、大宮駅周辺でランチを食べることにした。
・当初わたしは1人で見学に参加する予定だったけど、水樹奈々オタクの友達にこの見学に行くことを話したら、どうやら水樹奈々さんの「Wild Eyes」という曲のMVでこの地下神殿が使われていたらしく、お互いの聖地巡礼のために予定を合わせて一緒に行くことにした。
・うめぇパンを食べました。
・11:00。オープン直後のハンバーガー屋さん。
・プロサッカークラブの大宮アルディージャの選手がよく来るようで、店内には選手たちのサインと、大宮アルディージャのポスターがたくさん飾ってあった。
・インテリアとしてハインツのケチャップとマスタードが窓際に飾られているのがとても良かったです。
・さらに店外の入口には、徹夜三日目の顔色のハンバーガーたちが客寄せをしていました。
・ハンバーガーの種類も多いし、ボリュームもあって美味しいので、地下神殿見学の際にはぜひ行ってみてね。
・春日部駅に着きました。
・委員長の配信でも言っていたけど(10分15秒あたり)、春日部駅の発車ベルの音が「オラはにんきもの」のワンフレーズだった。
・タクシーに乗るために駅を出ると「オラの街 春日部!!」と大きいしんちゃんが迎えてくれた。
・わたしたちは子どもの頃からクレヨンしんちゃんに馴染みがあるから、しんちゃんが「オラの街 春日部」と言っていても違和感は感じないけど、もしわたしがいま春日部生まれの3歳児だったら、全然見知らぬキャラクターに街が占拠されてるみたいに感じて怖かったりするのかな。
◇
・奥に見えるのが集合場所。龍Q館。晴れている日はまた集合場所が違うみたいなのだけど、この日は結構な雨が降っていたので建物前に集合した。
・館内にはこの地下神殿のメカニズムが図解で解説されていたり、ここをロケ地として使った俳優やミュージシャンの方々のサインが展示されている。
・ガイドさん1名と、他の見学者約30名程度と一緒に列になって歩く。
・ここが、委員長が配信で言っていたサッカーグラウンド(14分45秒あたり)。この日は雨が降っていたので、サッカーをしている人たちはいない。
・グラウンドの一番奥に、”いかにも”な入口が現れる。ここへ入ると、約120段の階段を下ることになる。(委員長が見学したのは「立坑コース」だけど、わたしは日時の都合で「地下神殿コース」を見学したので、委員長の体験したコースとルートは異なります。)
・階段は2人で並ぶのが精一杯くらいの狭さで、足もとも暗くて危ないため、この階段でのカメラ撮影は禁止されている。
・そして長い階段を下ると、いよいよ待ち望んだ景色を見ることができる。
・広っっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!
・でっか!!!!!!!!!!!!!!!!
・想像していたよりずっとずっと広かったし、でかかったです。人がこのサイズですよ。
・ここが「地下神殿」と呼ばれるゆえんは、この水槽(調圧水槽という)を支えるたくさんの柱がまるで神殿の柱のようだから。
・この柱1本あたりの高さは22mあり、重さは500tある。
・この写真の奥が暗くなっているけれど、この先には、ここを流れてきた水を上へ押し上げるポンプがあり、押し上げられた水は江戸川へ放水される。つまりこの調圧水槽の水の出口。
・そしてこの写真の180度反対を向くと、この調圧水槽の水の入口、第1立坑(たてこう)が見える。
・これが立坑(たてこう)です。各流水経路から入ってきた水を溜めて、調圧水槽へ送り込む、でっっっっっかい穴です。放水路には全部で5箇所の立坑がありますが、この写真で見ているのは、調圧水槽の1番手前、第1立坑です。
・写真で見えるのは第1立坑の一部で、穴の深さは71m、内径は31.6mあります。この写真で見えている下に、さらに50mほどの穴が広がっています。こわすぎる。委員長の体験した「立坑コース」は、この立坑の見学と地下神殿見学がセットになったコースです。
・この地下神殿にたどり着いたら、ガイドさんからこの調圧水槽について5分程度の解説があり、その後約25分間、自由に歩き回って見学をすることができた。
・この広さを記録するために写真を撮ったり、聖地巡礼としてきている者はその推しに思いをはせながら写真を撮ったり、人それぞれ楽しんでいた。
・この場所は社会科見学で来たことのある人も多いみたい。勤め先の埼玉出身の後輩にここへ行くことを伝えたら、社会科見学で行ったといっていた。
・大人になるとそうした社会科見学の機会はなかなか無いし、この地下神殿の見学は1000円~1500円と比較的安価な上に、しっかりこの防災施設について勉強することができるので、おすすめです。
・ややアクセスが悪いので、タクシーだと結構な値段になります。春日部駅からは片道3000円ちょっとくらい。帰りは南桜井駅経由で帰りました。こちらは片道1500円程度。
◇
・帰りに大宮でうめぇパンを食べました。
・今日はうめぇパンしか食べていない。
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