黒柴の来歴 その17

英会話学校で気付かされたこと その2

この気付きは、英会話とは関係のないことである

無職だったこともあり、英会話学校は昼間の授業に通っていた
当然、ビジネスマンなど居るわけもなく、生徒はほとんどが専業主婦やパートタイムワーカーの女性で、女性比率が高かった
そんな昼間の授業で、たまに顔を合わせる男性が2人いた
1人は大学生で、大学の交換留学制度でアメリカに行けるため、その準備をしているとのことだった

もう1人は、独立した経営コンサルタントの方で、この方とは頻繁に顔を合わせるのこともあり、顔見知りとなって雑談もするようにもなった
雑談の中で、昼間に頻繁に英会話学校で顔を合わせる黒柴は、いったいどんな仕事をしているんだ?という質問をされて、現在は無職だがいずれは再就職するつもりがあり、そのための充電中だということを伝えた
その話を聞いて、彼は「経営コンサルタントの立場から、再就職に向けて一つアドバイスしてあげるよ」と以下のような話をしてくれた

「経営コンサルタントとして経営層と話をすると、『ある人物を雇いたいのだが』と相談を受けることがある
そのとき、自分は以下のようなことを経営者に確認する
『その人を一人の担当者として雇い入れようと考えているのであれば、その人に払おうと思っている年俸の2倍の売上を、出すことが可能な人材か?
また、その人をグループのマネージャとして雇い入れようと考えているのであれば、その人に払おうと思っている年俸の3倍の利益を、その人に任せようと考えているグループで上げることが可能な人材か?』
と」

前職でグループのマネージャまで勤めて、多少なりともお金のことを意識できるようになっていたが、恥ずかしながら「自分のサラリーがどのように決まっているのか?」ということまでは、まったく理解していなかった
マネージャ時代の年俸は、だいたい700万を少し超える程度だったが「こんなにマネージャとして苦労しているのだから、800万くらいもらってもいいんじゃないか?」と、「根拠もなく」考えていたくらいだ(苦笑

この「自分の年俸がいかにして決まるか?」という話を初めて聞いて、自分の中では価値観のパラダイムシフトが起こった
漠然と「この程度働いているのだから、このくらいもらって当然」とか、「技術者として評価されているだから、もっと報酬が上がって当然」というような考えはこのあとまったく無くなり、「如何に稼いで、如何にサラリーを増やすか?」とか、「自分の技術力を如何にアピールして、売り上げ向上につなげ、最終的には自分のサラリーにつなげるか?」という考えができるようになった

ちなみに、この「売上×1/2=年俸」というのは、他の会社経営に携わっている人たちからも同様の話しを聞いたし、以下の書籍にも同じことが書いてあった

なので、これは会社を経営していく上、また会社員として働いて報酬を得る上での「真理」なのだと思っている


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