黒柴的パンセ #8

とりあえず「3つの思考法」を身につけよう その2

パンセ#7で取り上げた3つの思考法のうち、その2では「フレームワーク思考力」を掘り下げていきたいと思う

  1. 「結論から考える」仮説思考力

  2. 「全体から考える」フレームワーク思考力

  3. 「単純に考える」抽象化思考力

「全体から考える」と定義してしまうと、3の「単純に考える」と少し重複しているのでは?とも捉えられる
そのため、黒柴は視点を上にもっていき、そこから全体を眺める「俯瞰的思考法」と呼び方を変えている

「地頭力を鍛える」では、この思考法についてきちんと説明されているので、具体的な内容は本を読んだ方が良いと思う
黒柴は、以下のようにこの思考法を使っている

  • 全体を俯瞰するフレームワークを設定し、考えている事象をそのフレームワーク内の該当するフレームにプロットする

  • プロットしたフレームの内容について、関連する事象がないか考えてみる

  • プロットしたフレームの周りのフレームについても、そのフレームに含まれる事象を考えてみる

  • 最後に、全体を俯瞰して、一つも事象がプロットされていないフレームに対して、本当にそのフレームに含まれる事象がないかを考えてみる

上記のような感じで、いわゆるMECE(互いに重複せず、全体として漏れがない)のチェックに使っていることになる
特に重要なのは、最初に設定したフレームワークに対して、一つも事象がプロットされていないフレームをあぶりだすことだと思っている
これは、「地頭力を鍛える」内でも説明されているが、人間はどうしても思考に癖があり、その癖が偏りを生む
その偏りを是正するために、あらかじめ全体を俯瞰するフレームワークを用意して、そのフレームワークに対して考えている事象をプロットすることで、自分が思いつかなかった事象がないかをチェックする

この際に重要となるのが、如何にして適切なフレームワークを設定するか?である
これも「地頭力を鍛える」で説明されているが、事象を考え始めてから分類するフレームワークを設定するのでは、フレームワークの設定自体に思考の癖、偏りが生じてしまい、フレームワークを利用する意味がなくなる
過去にフレームワークを使った分類を行った人なら分かると思うが、フレームワークには定石と考えられるものがあり、それを知っているか否かが、この「フレームワーク思考力」というものが有効に使えるかにかかっている

ちなみに黒柴の手元には、1冊の本がある

2000年代後半くらいに著名になった勝間さんの著書であるが、本書内に勝間さんが選んだ「基本的なフレームワーク21選!」という章があり、ここを読むだけでもこの本の価値があると思っている
もはや「古典」となりつつある本だと思うが、「古典」にもそれなりに価値があると思うので、そういう書籍は積極的に紹介していきたい

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