ミステリーきっぷで利島行ったら歴史作ってきた話 +コミケの告知
伊豆諸島に行きたかった。前回はオタクに誘われて大島のバスを借り切ったツアーに行った。でも、オタク・ツアーなので大島をまともに観光できた気はあんましない。だから、年内にあと1回くらい伊豆諸島のどっかに行きたいな〜〜〜〜〜〜と思ってたわけだ。
もう12月なんだけど
若者は金がなくても時間はある。海マジもある。海マジには東海汽船の2等和室で大島まで往復タダで乗せてくれるプランがある。これだ!と思ったのもつかの間、行きたかった日は除外日だったことを思い出して振り出しに戻t ん?
東海汽船「ミステリーきっぷ売ります」
なんだこれは
おもしろそ〜〜〜〜と思ったはいいけと神津島引いたら30分しかいられんのかぁ なら普通に運賃払って乗った方がいいでしょクドクドクド……
ん?
ん???
寄り道
こんにちは〜
というわけでミステリーきっぷの行き先は
利島
になりました
はい。オタクに誘われました(責任転換ちゃん)
わたしわるくない
周りも利島率高いね〜って思ってたらどうも利島に接岸できる日は利島率が高いらしい
竹芝のターミナル行ったら特に示し合わせもしてないのにツイッタラーだらけでよくわからない
こんにちは〜
2等和室はいわゆる雑魚寝の言い換えなので設備も必要最低限
HPにコンセント付きとはあったけど部屋に数えるほどしかないとは思ってなくて目からバラスト水が止まらない
行き先もガチャなら区画の割り当ても同じ部屋の客層もみんなガチャなので豪運チャートを走りたいもの
次の寄港地の横浜港大桟橋までノンストップ
レストランの混み具合もほどほど でも客室は満席の模様
これは少ないコンセントをめぐって戦争かなあって思ってたら親切なおっちゃん旅団が3つ口コンセントの口を貸してくれた たすかりすぎる
シャワー浴びてさっさと寝た
〜〜つぎのひ〜〜
雑魚寝は思ったより寝れた 夜行バスよりしっかり寝れた なんで夜行バスって人間に優しくないんだろう
前と同じように大島下船のクソデカ音量アナウンスの前に起床
起床したら同行オタクに「お前うつ伏せで寝てなかった?」って言われた うつ伏せで寝るクセあるのよ 死んでるわけじゃないのョ
5時50分くらい 最初の島・伊豆大島の岡田港に接岸
ざっと数十人が下船してターミナルの前の黄色いバスに吸い込まれて行く
船は次の寄港地・利島に向かって動き出した 利島は伊豆諸島の中で青ヶ島や御蔵島と並んで接岸が難しい島らしい
特に冬は海況が荒れやすく、なかなか接岸できないから冬の利島に船で行けるのはラッキーとのこと
日の出は雲られても海況は最高という変な天気運に恵まれた
利島への降り口になる4甲板はえらいことになっていた
なんだこれは
この人達みんな利島で降りるの???
そりゃぁそうだ なんたって4甲板の階段まわりのスペースが降り口からずっと行列で埋まっている
みんなミステリーきっぷで来てるの???
撮ってる暇がなかったのでアレなのだけどめちゃくちゃ人おる なんだこれは みんな港から集落に向けて歩いてく異様な光景がそこにあった
集落についたけど人しかおらん いや京都みたいに人がミチミチになって道路を占拠しているわけではない
利島は人口300人くらいの小さな島だ 船がついたばかりの島は、軽バンや軽トラがさるびあ丸から降ろされた荷物を積んで狭い道を身を捩りながら走っている……と同時に船から放り出された大量の観光客も狭い道を車と譲り合いながら歩いている
島では自転車を1台も見なかった 原付は1台だけいた
普通車サイズの乗用車はハイエースみたいな商用車が基本であとはみんな軽自動車ばっかり たまに大型のダンプカーが走ってたけどどうやって来たんだろう
???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
歴史に残るレベルに人来てました すげぇ
数十年ぶりに来た100人越えの来島者のうちの1人です 12月24日の利島に降りた人は全員で122人らしい
島民は300人くらいなのでこの時の利島は400人くらいがいます すっげ(語彙力喪失)
ねこまちでお題カードをもらった
なかよし公園で怖い顔のパンダと写真を撮るっていうお題らしい 怖い顔のパンダ、何?
お題クリアでねこまちのカフェメニューから50円引きしてくれる 同行オタクは椿の種を集めるお題だったので爆速で終了した
とりあえず利島を1周し始めた 1周って言っても距離は8kmくらいしかない小さな島なので3時間もあれば歩ききれるはずだ
島には椿の木を中心とした照葉樹と常緑樹ばかりが生えている というか道路沿いは椿の木の段々畑が広がっている 利島は日本で1番の椿の生産量を誇る島で、椿油の精油所もある 石ころ感覚で椿の種があっちこっちに転がってるのも利島らしい風景だ
歩いて島の反対側にある南ケ山園地に来た 普段山で暮らしてると絶対見えない景色がここにはある
足がつったり坂で膝をぶっ壊したり道を間違えて逆走したりするなどアクシデントはあったもののウスイゴウ園地まで来た 島の4分の3周を達成 あともう少しだ
1周も終わりが見えてきた 集落の中にまた戻ってくると歩く前にお題でもらった怖い顔のパンダがいる公園がある
利島で唯一の遊具がある公園だ
確かに怖い 夜は見たくないかも
ねこまちで写真を見せてカフェスペースでちょっと休憩したあと、お土産を買いに行った 島ではお土産らしいお土産を取り扱ってるのは3店舗しかない
元々そんなに観光客が押し寄せる島ではないので店の規模も小さいからどこも枯れ気味 無念
島を1周してカフェで休憩してお土産見てたらもう帰りの船の時間が近くなってきた
利島の滞在時間は5時間くらい ミステリーきっぷの都合上行きと帰りはどっちも日帰りのさるびあ丸になるから竹芝からは慣れれば離れる離れる島だけ滞在時間がどんどん短くなる
大島だと何時間もあるけど神津島だとあのサイズの島で30分しかいられない
その代わり利島は、1周して、お土産見て、ちょっと休憩したらすぐ5時間だ ちょうどいいサイズと時間設定にたまたまなったのである
大島みたいに有名な観光地も特になく、新島や式根島みたいに温泉があるわけでもなく(サウナはある)、神津島みたいに広い砂浜があるわけでもない小さな島だけど、行ってみたら想像よりもずっと楽しい島で、日帰りなのがちょっともったいなく感じた
じゃあね利島 また来る日まで
乗船138人らしい 島の人も加わってるのかな?
でっかいクリスマスツリーみたいな宮塚山に見送られて船はイルミネーションで輝く東京の都心に向かって動き出した 離島で過ごすクリスマスイブ、楽しかったなぁ
岡田港 この後結に爆速で追い抜かれて、また後から来た友にもぶち抜かれた
この辺昼寝しまくってて記憶があんまりない
めっちゃブレてんじゃん
横浜到着直前、横浜下船の希望者を募るアナウンスが流れた
なんでも横浜で500人乗るらしい
は?
うせやろ?50人じゃなくて?
横浜で乗船に時間がかかり、横浜港を12分遅れで出港 この時点で本らいさるびあ丸より後に竹芝へ着くはずの橘丸に抜かれています
ドンキでサンタ帽買ってきたのに誰ひとりとして被ってるやつおらんの何
20時 竹芝桟橋到着 ここから新幹線で上田まで帰ります
おわり
【追記】コミケのご案内
C103、楽しみですね 今回私は一般でもサークルでもまっっっっっっっっっっっっったく参加しません!!!!!!!!!!
あ、寄稿した本が3冊くらい出ます
C103 2日目 東ア-17b すりーぷべじたぶる にて
それいゆ合同誌『憧れ』
と
若狭湾総合時刻表
にそれぞれ寄稿してます「時刻表に寄稿ってなんだよ!!!!」って思ったそこの君、買おうな
もう1冊
C103 2日目 東オ24b サークル・らるりんたすにて
シェアサイクル紀行Lite
に寄稿してます まだ軽い方らしいです 私は北しなの線を漕ぎました 日本語が怪しい気がする
それと同じサークル・らるりんたすにて
富士山の領有権を主張する本
もほんのちょっとだけ頒布します 「夏買えなかったし通販もいつの間にか枯れてたわボケタコ!!!!!!!!!!!」という方でも安心!来い 買え 買ってください 数そんなに出さないので午前中に売り切れたらごめんなさい
真・おわり
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