【現アパレル従業員によるシューズ 豆知識】vol.11 「組み立て」

いきなり完成しちゃうじゃん、、、
というツッコミは受け流し、シューズも同じものはなくて、個体差ありますってこと。

もちろん同じように仕上げる為に、細かい設定や検品項目あります。機械で安定化もします。
でも使う材料や工程がすごく多いから、設計図はコンマ何ミリとかなのに、実際にアッパー(甲の部分)縫い合わせるのも、つり込みといってラスト(靴型)にかぶせるのも、ソール(底)貼り合わせるのも、基本手作業。調整調整です。

1人の正確さもさることながら、大量生産では同じ工程の中にも担当者が何人もいます。

なので多くの方は軽量を求めますが、同じモデルやサイズでも+−10g、いやもっとどうしても出ます。もちろん、軽量も1つの大事な要素は事実で、作り手もこだわる部分あります。

一方でお店に並んだときに、そんな参考重量だけを判断するのは正しくない、と言えます。また、軽量にするからには、当然何かを削ぎ落とします。
反対に安定感やバランス感の為に、少し重みがある方が良いという場合は、いろいろ備わってることが多いですが。

いずれにしても、そのシューズにどんな特徴、機能があるのか、わかったらもっと頼もしいシューズに思えます。

しっかりフィットしてれば疲労軽減されますし、重さ以外にも目を向けられるよう、またちょっとずつ紹介したいと思います。

次回、「アウトソールその1」

※かなりはしょりながらなので、厳密には正確でなくてもご了承くださいませ。。。