【現アパレル従業員によるシューズ豆知識】vol.33 「生産」
日本製と海外製
主観でいう主な特徴です。
日本製は、職人ありき。一連の流れを知って実際にできる為、一貫して細かく調整することができる。その分職人に合わせた微妙な部分も設計に反映する必要があることも。
また、工場が小さめにまとまっているので、突発案件や修正、カスタムなどの小回りもききやすい。
海外製は、大きなラインに流し、各工程専属の担当者が対応する、大人数によってカバーしやすい安定感。設計は量産用とまた違い、細かすぎないように。効率重視で低コスト。
一部で止まると全体が止まってしまい、細かい対応は苦手。その為、何でもそうではありますが、機材や薬剤管理も特に徹底。
資材関係はもちろん日本にも高品質のものもありますが、一方で海外にしかない、できないというものもあります。そういう意味では必ずしも甲乙はないと思います。
材料をどう揃える、国際的な貿易協定(関税)、規模感やスケジュールなどなど、低コストや効率を考慮しながら適正価格を考えます。
単純な人件費だけではありません。一番は、お客様は当然、生産者(サプライヤーや工場)の環境も考慮、整備することです。CSRなんて考え方もありますし、そもそも自身がやってきた開発って自分で手を動かすことも少なく、やりたいイメージをかたちにできるように伝えるコーディネーターみたいな気がしています。
なので、とにかく周囲に感謝なのです!
次回、「"ラスト"」
※かなりはしょりながらなので、厳密には正確でなくてもご了承くださいませ。。。