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働きアリの法則

別名「2:6:2」の法則とも呼ばれます。

熱心に働くアリ:2割
普通に働くアリ:6割
怠けるアリ:2割

この割合は人間の組織にも当てはまります。
学校や職場を思い返してみれば、
なんとなく体感でこんな割合だった気がします。

ちなみに、2割の怠けるアリを間引いてみると……。
残ったアリの中から代わりの怠けるアリが現れるとのこと。
結局は、全体の割合は変わらないのだそうです。
不思議ですね。

怠けるアリは一見、
何も組織に貢献していないように見えます。
しかし、
実は組織の底上げに貢献していたのだそうです。

私は最近、組織運営の勉強を始めました。
どうやら世の中は、
このような不思議な法則が随所で動いているらしい。
改めて、この世の神秘を感じずにはいられませんでした。

無用の用

一見意味がないように見えるものが、実は重要な役割を担っている。
古代中国の書物『荘子』に由来する言葉です。

荘子といえば、
無為自然
人間のいっさいの作為を捨てて、
自然のまま、あるがままに生きようと説く思想です。

怠け者は間引いてしまおうと考えるのが人間の作為。
それが一見、合理的だと思うから。
しかし、
それは人間のちっぽけな作為なのでしょう。
自然の法則には到底敵わない。

間引いても間引いても、
自然の法則が新たな怠け者を用意するはずです。
永遠に終わらない苦悩。

その苦悩から解放されるには、
自然の法則を受け入れるしかない。
世の中そういうものなんだと思えば、
その前提に立った行動ができる。

私は、
周囲の環境の中にある自然の法則について、
もっと知る必要があるだろうと思いました。
そして、それらの法則に従いゆくとき。
全てがうまく回り出すのだろうと思います。

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