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神保町が好きだって話

バイトの先輩の就職が決まった、という話をお昼にハンバーグを食べながら耳をすまして聞いていた。
なんとまぁ、神保町にある会社らしい。

それを聞いて思い出した。

高校3年生、受験期真っ只中の私は月1で神保町に足を運んでいた。家から神保町までは数分で着くような距離ではなく、〇〇駅から〇〇駅に行って乗り換えて、あーしてこーして、、、あぁ〜考えただけで疲れてくる。しかし、疲れをも気にならないくらいの神保町愛が当時の私には存在したのだ。

神保町と言えば古本屋。
数十年前の音楽雑誌を見つけては買い、それが毎回の恒例行事となった。ひとつのお店に何十分もかけて本を探し、プラス探し求めていたレコードを見つけたらばんばんざい。あの時のワクワクは世界で1番だっただろう。

しかし今の私は?
大学に馴染めず、毎日ストレスを感じ何もやる気にならない。夏休みに入っても結局コロナで東京に行く勇気もない。
最後に行ったのは今年4月の上旬、近くで入学式がありその帰りに寄った。でもそれが最後だ。

今の私は神保町に行ったら高校生の時に感じたワクワクを感じることができるのだろうか。


それを確かめるため来週にでも行ってみようか。

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