兵馬俑展に行った
キングダムの舞台があるということで、漫画を読んでみたら思ったよりもハマってしまい、兵馬俑展にも行ってみた。
漫画の中で出てきた地名だったり、名前だったりがたくさん出てきて、キングダムという話は、実際に存在した出来事なんだなとジーンとした気持ちになった。
兵馬俑は本当に全部の顔が違っていたし、等身大サイズで思っていたよりも大きくて、当時の人たちの様子が想起させられた。
この人たちもキングダムに出てきたみたいに、戦場に出て戦っていたのか〜とかどんな感じで戦っていたのかな〜と思うとなんか不思議な感じがした。
学校で習う歴史は歴史を動かすような大きな出来事だけを勉強するから、その当時の人たちがどんな生活をしていたのかとか、どんな思いで日々を送っていたのかということまで知らなかったし、学生の時の私はそこまで考えることができなかった。
だから、一つ一つ顔の違う兵馬俑を見て、この人たちは実際に存在した人たちなんだということを思い知らされたし、大きな目でしか歴史を捉えたことがなかったけれど、その時代にも私と同じように生きている人がいたということが、なんだか不思議な感じがした。
また特に、今の日本では血が飛び交うような争いや戦争は行われていないので、国を統一するために各国が戦っていたこと・争いがあることが当たり前の世の中があったという事実にも衝撃があった。
争いが現代の世の中でもあることはわかるし、その事実を知ることや受け入れることはできるけれど、それはただそれだけな気がした。
実際に争いが起こって見れば、たぶん私は自分の考えの甘さと未熟さに絶望することになるんだと思う。
本当にそれが起こるまで自分がどんな状況に立たされるのか、家族や友人がどうなるのかということが自分のこととして考えられず、思考停止してしまっている現在が、恥ずかしくなったし悲しかったし怖かった。
かと行って何をするわけでもないけれど、兵馬俑展に行ってそれを感じたということでした。
何はともあれ、実際に作られたものをみて当時の様子に思いを馳せてみるなどしてとても楽しかった。
私が少し好きになった兵馬俑は、将軍の兵馬俑だった。
これが何万人ものの兵士を率いる将軍なのかという驚きと感嘆のような思いがあり、しみじみしてしまった。
またこういう展示があったら行きたいなと思ったし、いろんな美術館とか展示とか見に行って、知見を広げたいなと思いました。