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6日目:器用貧乏の夢
フェネック文章力向上月間
Day6 得意なことについて
夫に「私の得意なことって何?」と聞いてみたところ、「文章を書くこと」と即答された。
確かに文を書くことは好きだし苦にはならないが、胸を張って得意と言えるかというと若干の疑問が残る。書いている最中は楽しくても、後から改善点がボロボロ見えてくる。まあそんなものだよな、とは思いつつ、日々模索しながら文章を書いている。
自分で比較的得意だと思えるのはパソコン関係だろうか。
昔から家族内でパソコンや携帯の不具合を見るのは私の役割だったし、休職前までも夫や職場でソフトの使い方を教えることが多かった。
とはいえ、これも「比較的」でしかない。Excelは関数がわかる程度でマクロは組めないし、プログラミングも以前ちょっとかじったくらいで実用に耐えうるものではない。
身内に尋ねたところ、他にも楽器演奏・歌・作曲・イベントの企画進行などを褒めてもらえたが、どれも趣味に毛が生えた程度の出来でしかない。
所謂、器用貧乏というやつなんだろう。なまじ中途半端に色々できるので、今後自分がどれを武器にしたらいいのかがいまいちわからないのだ。
何かしらの特技を通じて自己表現のできる人に昔から憧れていた。
私は特に才能があるわけではないけれど、自分もできれば発信する側に回りたい、という漠然とした夢だけはずっとある。
所謂「ワナビー」なのかもしれない。
これまでの人生パッとしなかったから、ある種の一発逆転をしたいのかも。でも、それだけじゃない。純粋な創作欲もこの胸の中で確かに燻ぶっている。そう思いたい。
とにかく、私は何かを創り上げる行為が好きだ。
でも、肝心の「創作を通じて何を伝えたいのか」がまだわからない。
断片的に表現したいものはあるけれど、統一感がない、と言えばいいのだろうか。感情のまま表現したいものを形にしていくと、つぎはぎのパッチワークのようになってしまって締まりがない。
とにかく、現時点では創作をする上での軸がまだ出来上がっていない状況だ。
創作の軸となるものを見つけるためにも、ひとまず今は文章を書き続けたいと思う。この「フェネック文章力向上月間」は、私にとってもリハビリのようなものだしね。
自分でもどんな方向に進むかわからないけれど、それもちょっぴり楽しみだったりして。
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