3日目:「Songs for the Planetarium vol.1」は何度でも見たくなる名作
フェネック文章力向上月間
Day3 音楽について
改めまして、たちばな朱音(あかね)と申します。
名前を変えてからの投稿は初ですね。
とはいえ基本は変わらず、前よりもちょっとだけ踏み込んで色々やっていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
さて、今回は音楽をテーマにしたプラネタリウムプログラム「Songs for the Planetarium vol.1」について書こうと思います。
このプログラムは下記のプラネタリウムで見ることができます。
プラネタリアTOKYO(~2023年6月5日まで)
プラネタリアYOKOHAMA(~2023年4月27日まで)
満天NAGOYA(2023年4月24日まで)
詳しい情報は下記URLよりどうぞ。
このプログラムが好きすぎて、実はもう3回も見に行っています。
繰り返し見たからこそ強くおすすめしたいポイントを3つ挙げていきます。
なお、本記事ではなるべく核心に触れるネタバレをしないようにしています。詳しくは直接足を運んでいただきお楽しみください。
ですが若干のネタバレは入りますので、一切前情報なしで見たいんだという方はこのままブラウザを閉じてください。
1. 神谷浩史さんの声で進行する穏やかな時間
本プログラムは、神谷浩史さんがMCを務めるラジオ番組で、リスナーからのお便りとリクエストに応えていくという体で進んでいきます。
神谷さんの声は、夜更け(明示はないですがおそらく)から夜明けまでの、ともすれば孤独になりがちな時間帯にそっと寄り添ってくれるようでした。
ちなみに、私が初めて好きになった声優さんが神谷浩史さんだったりします。こんな癒し系の番組が本当にあったら毎週聞くのになあ。
2. 使用楽曲とストーリーのマッチング
本プログラムで使用されている曲は下記のとおり。
SEKAI NO OWARI「スターライトパレード」
大塚愛「プラネタリウム」
藤井フミヤ「Another Orion」
ヨルシカ「パレード」
それぞれ以下のようにリンクしています。
田舎に住む女性の小学生時代のエピソード(夏の大三角形と天の川)
大学進学を機に上京した女性の遠距離恋愛エピソード(スーパームーン)
初老男性が娘の上京の際に涙したエピソード(オリオン座流星群)
緊張してプロポーズしそびれた男性のエピソード(ベテルギウス)
どのエピソードも歌詞と巧妙にリンクしていてとても良かったのですが、曲とエピソードのマッチングという点で特に印象に残っているのが3つ目のオリオン座流星群の話です。
Another Orion単体で聞くと、別れを描いたラブソングのように聞こえますが、このエピソードとともに歌詞を見ると、不思議と子供の巣立ちを見守る親の歌に聞こえてくるのです。(プログラム内で神谷さんもその点に言及していました)
ちなみに、総評して一番好きなのはヨルシカのパレードなのですが、これを語ろうとすると核心に触れてしまうのでぜひ会場へと足を運んで体感してきてください。
3. イラストの可愛さ
上記のエピソードは可愛らしいイラストと共に展開していきます。
プラネタリウムの広い画面の上を縦横無尽にキャラクターたちが動く様は、ストーリーに華を添えてくれます。
結構好きなイラストだったんだけど、どうして公式サイトにイラストレーターさんのお名前がないの……!(どなたかわかる方教えてください)
4. 満天の星空の美しさ
映像等を交えながらエンターテイメント性の高いプログラムを提供しているのがコニカミノルタのプラネタリウムの魅力ですが、もちろん星空もすごいんです。
私はすべてプラネタリアTOKYOで鑑賞しているためLEDドームは未体験ですが、やはり一面に星が輝く様は圧巻です。
学術的な説明は正直少ないですが、それでもエピソードに登場した星座たちの背景を解説してくれるお陰でよりストーリーへ没入できました。
(コニカミノルタの作品は割と評価が分かれる印象ですが、プラネタリウムに学術的なものを求めるのか、あるいは癒しを求めるのか……の違いだと思っています。私は後者です)
5. 各ストーリーの伏線回収にゾクゾク
ここからは核心に触れることなのでネタバレのない範囲で書きますが、実はそれぞれのエピソードがリンクしている部分があり、最後にその種明かしがされたときにゾクゾクとしました。
繰り返し見ると、最初の方のエピソードも変わった見え方になってより楽しめます。
……あー!!ものすごく語りたい!
けどこれ以上書くと核心に迫るネタバレになってしまうジレンマ!!!
以上、冗長ですが「Songs for the Planetarium vol.1」推しポイント5つを羅列しました。第二弾も楽しみです。
とはいえ語れてない消化不良感がすごいので、後日ネタバレ版を書こうと思います。
なお、同テーマの夫の記事は下記のとおりです。
宜しければ併せてご覧ください!