【開催報告】2/25 「横瀬町しあわせ未来会議 Vol.3 企画発表&仲間募集イベント」@横瀬町Area898
2024年2月25日 (日) に横瀬町しあわせ未来会議 Vol.3〜みんなでつくる企画発表&仲間募集イベント〜を開催しました。
横瀬町をもっと豊かにする4つの企画を発表していただきましたが、さまざまな方に参加していただき、対話の時間も大いに盛り上がりました!
4つの企画発表
今回のイベントは、横瀬町でさまざまな形で活躍されていらっしゃる方々が、更に何かウェルビーイングな街づくりに向けて出来ることを、ということで彩り豊かな企画を提案してくださりました!
今回は新たな取り組みとしてインタビュー形式で発表した企画もありましたので、わいわいとアットホームな雰囲気にもなりました。
①うみさち・やまさちプロジェクト(仮)
(守屋泰平さん、石和田直孝さん(一般社団歩人Tsumugi代表))
まずは「うみさち・やまさちプロジェクト(仮)」の発表がありました。企画者の石和田さんが出席できなかったため、共同企画者の守屋泰平さんから発表がありました。
武甲山から町の活性を目指している守屋さん。
横浜魚市場と連携し、海の浜辺で山の幸を、山の麓で海の幸を食すことを通して、子ども達に”自分たちが食べているもが何なのか”体感する機会をつくることを通じて、自分の食・未来を自ら選択できる人を育てたい、とプロジェクトの主旨を伝えて下さりました。
Q. なぜ横浜魚市場なのでしょうか?
震災により101年前に途絶えた、武甲山のお神輿。
一方、赤レンガ地域は関東大震災で倒れた瓦礫で埋め立てて出来上がった街であり、同じ震災を経た経験を持つところから強い繋がりを感じた、とのことでした。
プロジェクトでは、「防災食」と「こども食堂」をキーワードとして、
「食育として、お互いの食材を交換しながら、食べることを正しく選ぶ場を作っていきたい」と守屋さんはお話ししていました。
これまでの活動としては、横浜大桟橋マルシェに23年10月に出店しています。今後も継続して横浜魚市場には出店する予定なので、横瀬の豊かな山の幸を持っていけたらと考えているそうです。
今回は、仲間と場所(お店)を募集したいということで、しあわせ未来会議に参加して下さりました!横瀬からはどんな山の幸を届けることができるのか、楽しみですね。
②絵本を親子の心の架け橋にプロジェクト (大出あゆみさん)
そして次の発表者は、絵本セラピストの大出あゆみさんです。
大出さんは、絵本1000冊ある自称絵本マニアですが、普段は保育士として活動されています。また、地域で絵本講座を開催しながら、絵本を広める活動もされています。
Q. なぜ大出さんは絵本に拘るのでしょうか?
「絵本は子供と大人をつなぐコミュニケーションのツール」と語る大出さん。SNSばかりで生の言葉のコミュニケーションが少なくなっている今、
絵本を使って優しくて温かい言葉で親子の関係を繋いでいってほしいという願いを持って絵本の魅力を伝えているとのことでした。
また、大人だけの絵本講座もされていらっしゃるとのことです。大人にとっての絵本の魅力はどんなところなのでしょうか?
大人が絵本を読んでいくと、その時の心理状態によってさまざまな感想が出てくるそうです。その心の状態の違いに自らが気づく機会になったり、他者との違いを認め合う場になったりするのが、大人にとってはセラピー的な効果をもたらす、とのことでした。
今後は、親御さん向けに絵本の楽しみ方の講座、創作絵本作り講座や、
絵本を通じて自分に向き合う講座などを展開していかれたい、とお話ししてくれました。
今回のしあわせ未来会議では、絵本が好きな方、子育てに絵本を取り入れたい方、子育て支援に興味がある方、一緒に普及したい方を募集中とのこと!どんな仲間が集まるか、楽しみですね。
③みんなでラテアート・プロジェクト (鈴木七海さん)
次の発表者は、株式会社Engawaで活躍中の鈴木七海さん。
鈴木さんは横瀬町に移住する前は、社員3〜4人、50名のアルバイトを抱えるカフェの店長をされていたそうです。
Q、なぜラテアートに着目したのですか?
ラテアートは「創作自体が楽しいだけでなく、みんなで作る時にコミュニケーションが生まれていくので、心が豊かになっていく場づくりができる」と、鈴木さんはその魅力を語って下さりました。
実際にラテアートは、練習すれば1ヶ月くらいでできるようになるものだそうです。通常、ラテアートを習得したいと思ったら、1時間5000円ほどの講座に参加しないといけないそうですが、今回のプロジェクトでは、鈴木さんの指導の元、みんなで練習して、更には実際にお客さんに出せる機会を作っていきたい、とのこと。
今回のしあわせ未来会議では、いろんな柄や模様ができるラテアートで、どんな絵柄があったら楽しいか、アイデアを募集したいそうです。また、楽しみながら提供していけそうな場所のアイデアも一緒に考えて行けたら、とのことでした。
横瀬ならではのラテが登場しそうですね!
◉横瀬でコミュニティキッチンプロジェクト(舘野繁彦さん)
最後の発表者は、横瀬で子ども達へさまざまな学びの場を提供されている舘野繁彦さんです。横瀬の中の人も外の人も、子どもも大人も、誰もが混ざり合って、みんなで料理をして食べて語り合う、そんな「食」を通した居場所作りをするプロジェクトについて発表して下さりました。
舘野さんは、タテノイトという森の幼稚園・保育園を運営している他、学齢期の子向けに学校以外の第三の学び場としてのNazelaboも運営しています。
その中で大切にしているのは、自然の中で地球を感じることと、横瀬でしかできない体験を起点にした学び。Nazelaboはひとと繋がれる場所であり、新しい学びに出会える場所でもあるとのことでした。
そのNazelaboで今、食を通して人がつながる場所を作ろうとしているそうです。きっかけはデンマークのコミュニティキッチンの存在を知ったこと。デンマークではコミュニティーキッチンが定期的に開催されており、知らぬ人と隣り合わせで食を囲むことで自然にコミュニケーションが生まれ、結果的に孤独対策に繋がっているそうです。
繋がれる場所であるNazelaboでは現在、野外炊事場を作っているところで、すでにナゼラボキッチンとして活動がスタートしているとのことでした。
今回、ナゼラボキッチンを拡充していくアイデアを募集するとともに、メンバーを増やしていきたいということで、しあわせ未来会議に参加して下さりました。
頻度は?日時は?どうやって告知する?
調理の準備は誰がどうする?
食材の調達は?
持続的に開催していくためにはこれから決めていくべきことが沢山あるので、そのアイデアをみんなで考えていけたら、とのことでした。
チームに分かれて、対話タイム
発表後は4つのチームに分かれて、それぞれ対話を行っていきました。時間を二つに分けて、二つの企画に参加できるようにしていきましたが、白熱して移動しない人もいる模様!?
振り返り
活発な議論が繰り広げられたところで、各プログラムの企画者に話し合いの振り返りをしていただきました。
■コミュニティーキッチンプログラムでは、
「誰もが負担なくできるにはどうしたらいいか?」という視点で話し合いが進み、今後のアクションとして
ーLINEでオープンチャットを作る
ー子供食堂している方とも繋がりコミュニティー作り
というのが上がったとのことでした。そこで皆で当事者意識を作りつつ、いつ何をしていくかのみんなで考えていく形で進めていきたい、と一つ具体的な展望が見えてきた感じでした。
■ラテアートのプログラムでは、飲む専門の人も必要なので、練習するので飲みませんか?と呼びかけることで、また一つ関わる人たちを増やしていく可能性が提案されました。
また、絵本の日に芸術的作品のラテアートを作ったり、武甲山ラテアートを作るなど、横瀬ならではのラテアート作りアイデアが色々飛び出した模様です。
■うみさち・やまさちプロジェクトでは、横瀬で子ども達に食について伝えるやり方として、視覚的なプレゼンがいいのでは!?子ども食堂を運営している「Oh!世っ会」との連携もありなのでは!?などのアイデアが出てきていました。
また、2年前からある構想なのですが、今回現実的に考えることでより具体的な課題が浮き彫りになったとのこと。生産者、物流者、参加者、それぞれの立場の人の意見を聞いていくことが今後大切だと感じられたそうです。
■絵本プロジェクトでは、関心のある方達を広めるアクションとして、町内で絵を書いている人たちと繋がっていくことが提案されました。
また、横瀬町の写真をとってそれを素材に絵を書いていき、絵本を作っていくことなどのアイデアも出たとのことです。
どこかに本棚をおいて、絵本のリサイクル、交換を進めることも絵本を広めるためのアクションとして提案されました。
今回の発表をもとにして、更にこれらの企画が練られていきます。そして審査を通ったプロジェクトがいよいよ具体的に始動していく予定です!
また一つ横瀬町にワクワクが生まれそうですね!
これからどのようにプロジェクトが熟成していくのかがとても楽しみです。
発表してくださった皆さん、ご参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
次回のしあわせ未来会議は6月開催予定です。
今度はどんな企画が生まれるのか!?
アイデアをお持ちの方は是非しあつくまでご連絡くださいね!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?