【九州最高峰の山"宮之浦岳"に登った時の話】
今日10月3日は「登山の日⛰」
秋になり、登山の気持ち良い季節となりました。
私は普段はもうごくたまにしか、山に登ることはありませんが…
今日は登山の日ということですので、宮之浦岳登山に挑戦した時のお話しをしようと思います。
とありますように…九州最高峰、日本百名山では最南に位置する百座目、そして神々の宿る山として山岳信仰の岳参りが行なわれる神聖な山なのです。
屋久島にいる間に絶対に登りたいと思っていた宮之浦岳。登山初心者が軽々しく登ることなど不可能なのはわかりつつも、やってみたいことリストに大きく書いていた「宮之浦岳登頂!!」
願えば叶うものだ。
リストに書いてから約1年半後、
屋久島で1番心を許せるお姉さんと、私が勝手に鉄人と呼んでいた心強すぎる山のガイドさんと一緒に宮之浦岳にアタックすることになるのです。
健脚な登山経験者なら日帰りでも登山可能だそうですが、こちとら軟弱なズブの素人。
ガイドさんと話し合い、山1泊の工程で挑むことになりました。
とりあえず1日目はなんとか登りきることだけを考えれば良いので少し気が楽になる。
山に必要なもの、心構えなどをしっかり学習して、
準備万端いよいよ前日の夜。
いつもの通り緊張とワクワクと早朝起きないといけないプレッシャーで前日はほとんど眠れず…
謎のアドレナリンMAXで当日の朝を向かえ、いざ宮之浦岳へ。
本日は写真多めでお送り致します。
こんな風に大自然を満喫しながら、どこもかしこも壮大な景色ばかりで屋久島って凄いなぁと歩きながら、しみじみと思いました。
本格的な登山は難しいという方にも淀川までの原生林トレッキングはオススメです。
さて、我々アタック部隊は時折遊びながらも、ズンズン進んで行きます。ガイドさんの絶妙なペース配分と休憩のタイミングのおかげで疲れ知らず。
ただ、荷物はやはり重い…気を抜くと後ろに倒れそうなので気をしっかり保つことに全力を注ぎます。
こんな風に楽しく写真を撮りながら進んでいると、
屋久島ならではの巨石が遠くに見えてきます。
標高1711mの高盤岳の上に鎮座する、
通称「トーフ岩」と呼ばれるユニークな岩。
自然の作り出す造形美に心をときめかせながら、段々疲れてきた足に気づかないフリをしながら、
淀川登山口から約4km、標高1600mの"花之江河"に到着。
この素敵な場所で少し休憩をした後、また歩き始めるわけですが、あたりまえのようにほとんど上り坂。足が…だいぶ重い…気づかないフリができない程に疲れてきました。
それでも歩き続けると、超巨大な花崗岩が沢山剥き出しになっている"投石平"に到着。標高1700m。
開放感があって景色が良すぎて、とてもいい場所。
もうすぐそこだ!!と元気を取り戻しますが、山の残り200mの長さをなめてかかると痛い目にあいます…
すっごい長いです。私の知っている200mでは全くないのです。
宮之浦岳付近の稜線部分には、花崗岩が風化してできた奇石が沢山あります。この景色こそが宮之浦岳の醍醐味なのだとか。いや、本当に綺麗。
心臓破りのダイナミックな稜線歩きを満喫し、とうとう山頂へ到着。写真でもおわかりかとは思いますが、この日はびっくりする程の晴天。
宮之浦岳山頂は素晴らしい雲海が広がっていました。見たこともない思わず息を飲む、素晴らしい景色。
自分には到底無理だろうと思っていた、宮之浦岳登頂。九州最高峰の山に登ろうなんて、屋久島に住まなければ絶対に思わなかったことです。
私にとっては本当に苦しくて険しい道程だったけれど、1歩1歩、歩き続ければ必ず目的の場所へ辿り着けるのだと、この経験は自信と勇気に変わりました。挑戦して良かったと心から思いました。
このあと、少し山を降りて森の中でテントを張り食べたしゃぶしゃぶの味も缶ビールが最高だったことも満天の星空もきっとずっと忘れない。
2年前の登山をこんなに鮮明に思い出せるのだから。
帰りはまたじっくり大自然を満喫しながら、ゆっくり山を降りました。
はい。
というわけで今日は登山の日に因んで、2年前の屋久島宮之浦岳登山のお話しをさせて頂きました。
こんな風にちゃんと振り返って形に残せたことが凄く嬉しいです。
とても長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方いるのかな…
お読み頂き、いつも有難うございます。
お店の作品や商品、情報などはInstagramなどで更新しておりますので是非そちらでご確認ください。
お店のInstagramはこちら↓↓↓
それでは、また来週月曜日に✩࿐⋆*