見出し画像

【神在月の出雲へ】

旧暦10月は全国の八百万の神々が出雲の国に集まる月で出雲では『神在月』と呼ばれる月。

そんな特別な月に、出雲まで行って参りました。
同じ島根県で松江からなのでひょいっと行ける距離ではあるのですが、お休みの日の私はナマケモノもびっくりするくらいの怠け者…家から出かけるということが実に難しいのです。
ただ、今月はもうこの日を逃したら神在月の出雲に行くチャンスはない!!頑張れ、私!!立ち上がれ、私!!てな具合で自分を鼓舞し見事お出かけに成功。
渋々出かけた割に10分後にはスタバの美味しいドリンクと快晴の宍道湖で「最高のドライブ日和だねぇ。」なんて言ってるのだから手に負えません。

今回出雲を訪れたのが11月15日だったので、八百万の神さま達は出雲大社から万九千神社に移られ、直会をされているということで、先に万九千神社にお参りに行かせて頂くことに。

とても氣の佳い場所。

鳥居をくぐり手水をし、境内に入ると突然強い風が吹き始めて、歓迎されているのかなぁ…なんて嬉しくなりながら日々のお礼を伝え参拝をしました。
八百万の神さま達が、ここにいらっしゃるのだと思うとつい欲張っていろいろ伝えたくなってしまいましたが、煩悩を捨て感謝のみ。
万九千神社は本当に空気の気持ち佳い場所。特別な力は持ち合わせていませんが、心地の良さは自然と心や身体が感じるものなのですね、きっと。

そして、万九千神社で心惹かれたのが可愛いネズミ達の石像。
なぜネズミなのか…調べたところ、古事記によると主祭神の一柱"大国主大神は須佐之男命に野原で火難の試練を与えられた際、ネズミに命を救われたのだそう。ネズミは多産と豊穣を象徴する動物として神様の使い役を担っていることもあり、2021年4月に最初の石像が奉納されたそうです。
(知らなんだ…またひとつ賢くなった…)

どれもこれも可愛くてとってもほっこりする。

このとっても可愛いネズミ達の石像、のちに調べてみたところ22体あるらしいのです。全然足りん。また近いうちにお伺いして22体のお写真、コンプリートさせて頂きます。
さらに言葉や四文字熟語好きの私には文言の入った台座もワクワクして堪りません。

"前途洋々"
行く先が限りなく、
可能性や希望に満ちているさま。
人生の展望が開けているさま。
"清心事達"
清い心を持ち続けることで、
事を達成できるという意味。

とても佳き。ネズミ達大切な気付きを有難う。
日々コツコツ精進しますと約束し、万九千神社をあとに。

さて、続いては稲佐の浜へ。
言わずと知れた、八百万の神さま達をお迎えする神迎神事が行なわれる神聖な場所。
稲佐の浜、いつ訪れても空から海に後光が差して本当に綺麗なのです。
海が好きで(観る専門)毎日海が見える場所に住みたいと屋久島に移住した私。
バタバタと忙しい毎日でなかなか海にも来れず、久しぶりに観た海があまりに綺麗で暫く呆然と立ち尽くしてしまいました。

雲の隙間から光が差して本当に綺麗。
海もキラッキラ。
弁天島では沢山の方が記念撮影をしていました。

あまりに綺麗な海に後ろ髪をひかれながら、稲佐の浜のお砂を頂戴し、いざ出雲大社へ。
駐車場も大混雑、人混みも物凄い…
神在月の出雲恐るべし。

作法に則って参拝をして行きます。
御本殿にて『2礼4拍手1礼』
いつも有難うございます。
より一層気を引き締めます。

先程の稲佐の浜で頂戴した砂を持って御本殿背後の聖山・八雲山の手前にある素鵞社へ。
出雲大社の境内でも最大のパワースポットと呼ばれる場所。
こちらでもきちんと参拝をし、お砂を交換させて頂きました。今回のお砂はお店に撒かせてもらおうと思います。

神秘的な雰囲気のする素鵞社。
御神体であるスサノオが宿っているという
巨大な岩からパワーを頂いております。
神楽殿
いつ見ても立派な大注連縄。

何かに守られているかのような穏やかなお天気の中、神在月の万九千神社・稲佐の浜・出雲大社をお参りさせてもらいました。
清々しい気持ちで帰路につきます。
こうして素晴らしい地域に暮らせていることに気付けたのも島根を離れた時期があったからなのだと思います。大切なことは離れてみてわかることばかりなのです。

わかりづらいけど、ダブルです。
虹は幸せな気持ちになりますね。

最後の最後に大きなダブルレインボーを観ることができました。
これから先もきっと佳いことが待っているという吉兆のような素晴らしい休日でした。

最後までお読みくださり有難うございました。
また来週月曜日にお逢いしましょう。

いいなと思ったら応援しよう!