チーフスのFAこれまで
2021年のFAが解禁されておよそ1週間、チーフスの目立った動きをまとめました。
OL Joe Thuney獲得
ペイトリオッツからOL Thuneyを5年$80Mで獲得しました。
Thuneyはキャリア5年目の選手で、昨年はペイトリオッツからフランチャイズタグを貼られていました。オールプロにも選出されており、第53回スーパーボウルではあのアーロン・ドナルドを圧倒していたヤバい選手です。
OLの強化が必要だったチーフスにとっては最高の補強!
基本的にはLGになるかと思われます。Cとかもできるみたいです(2020年のWeek 3で怪我の選手に代わりCで出場)。
G Kyle Long獲得
ベアーズから昨年引退していたG Longを1年$1.5Mで獲得しました。
元3年連続プロボウラーでしたが、その後は怪我に苦しみ近年はあまり試合に出場していない選手です。
基本的にはGですが、以前1年だけTとして出場しプロボウル候補まで行ってたみたいです。本人は「再生の年(ルネッサンス・イヤー)」として気合十分です。
RB Damien Williamsをリリース
第54回スーパーボウルで大活躍だったRB Dam. Williamsをリリース。
2018年に突如Huntが解雇された際に、その穴を埋めてくれました。2020年シーズンはオプトアウトしていました。
確かに1番手としては物足りない成績ではありましたが、CEHとのコンビで行くと思っていたので非常に残念です。ドラフト外から這い上がり、複数のチームを渡り歩いていた苦労人なので、またどこかのチームで活躍してほしい!
↓一番エモいシーン
CB Charvarius Wardと再契約
CB Wardと2巡テンダーで再契約しました。2巡テンダーというのは引き抜く場合にドラフト2巡目指名権を差し出さないといけない、というものです(詳しくは茶王さんのブログを参照)。
CB Wardはあまり有名でないけど良い選手なので残留してくれて一安心。
その他
その他の動きをまとめました
TE Blake Bell獲得、2シーズンぶりにチーフス復帰
OL Andrew Wylie、WR Byron Pringleとオリジナルテンダーで再契約
OL Mike Remmers、DE Taco Charltonと再契約
チーフスの動き
Melvin Ingramと接触!
チャージャーズからFAのIngramを獲得できるかもしれません。Ingramは3年連続プロボウルに選出されていたこともあり実力は確か(2020シーズンは残念な感じでしたが)。パスラッシュを強化したいチーフスにとってまさにうってつけ。死ぬ気で獲得しろ!!!
Trent Williams獲得寸前だった?
49ersと6年$138MというOL史上最大規模の契約を結んだTrent Williamsですが、チーフスがほぼ獲得しかけていたそうです。直前に49ersがチーフスを超えるオファーを出したみたい。もしも獲得できていたら最高の補強だったんですけどね...
JuJu Smith-Schusterも獲得しようとしていた!
FAだったWR JuJu Smith-Schusterは結局スティーラーズと1年$8Mで契約しましたが、チーフス(とレイブンズ)はもっと良いオファーを彼に出していた模様です。
チーフスはたしかにWRニーズがありますが、Smith-Schusterが来たところで、HillとKelceに続く3番手のレシーバーにならざるを得ません。本人にとってはスティーラーズでエースレシーバーを努めたほうがいいですよね。
あとはロスリスバーガーと一緒にプレーしたいということも。なら仕方ないか...
今チーフスFA戦線の今後
spotracによると、3/21時点でチーフスは$21Mほどのキャップスペースがあるとのこと。まだ大物選手獲れますね。
とりあえずまずはMelvin Ingramを獲得したい。パスラッシュの強化は必須です。ドラフトでもいいかもしれないけど、Ingram獲得しない手は無いでしょう。
あとはWR。正直FA市場からは良い選手ほとんどいなくなってしまいました。もしかしたらSammy Watkinsと再々契約とかもあるのかな。
最後にOLについて。ThuneyとLongを獲得してGばかり補強しています。肝心なFisherとSchwartzの後継が不透明な状態です。LGはおそらくThuneyが先発を務めるでしょう。RGはLongとLDTの併用が考えられます。両者とも昨年プレーしていないので一年間通してプレーするのは難しいとの判断でしょう。
やはりCとTが足りていません。Cについては、一転してReiterの残留も検討しているみたいです。Tに関してはドラフトで補強すると思います。
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