「英国王のスピーチ(2010)」を撮らせた英国、王室、国民の懐の深さ
NHKがBS3で「英国王のスピーチ(2010)」を放映することを決めたのはいつなんだろう?
ぼくは2010年当時見ていた、はずだけどまったく覚えていなかった。
エリザベス女王の父親のジョージ6世が吃りで、こういう苦難を乗り越えて、王位についたのだと。
ヒトラーがヨーロッパを支配し始めていたあの時代に。
アカデミー賞4部門受賞も頷ける素晴らしい映画で心を揺さぶられた。
が、エリザベス女王の死の十何年か前とはいえ、こういうジョージ6世が吃りだというような映画を撮らせ、数々の賞をとらせたイギリスという国、王室、国民の懐の深さ、パワー、自信、誇り、ってすごいと思う。
テロリストに暗殺された安倍前総理の死を悼むどころから、唾するようなマスコミ、野党が跋扈するこの国、とは違う。