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本広克行監督「踊る大捜査線」6作品。たっぷり楽しめました。

本広克行監督の「踊る大捜査線」シリーズ&スピンオフ6作品ぜんぶ観た。
「THE MOVIE」(1998)、「レインボーブリッジを封鎖せよ」(2003)、「交渉人 真下正義」(2005)、「容疑者 室井慎次」(2005)、「ヤツらを解放せよ」(2010)、「THE FINAL 新たなる希望」(2012)。
面白かったぁ。
映画って、世紀の名画とか大傑作見ようなんて思っちゃ、だめだな、楽しめないって思った。

キホン警察サスペンスだから、ハラハラドキドキ。警察社会でのおなじみの競争、対立、裏切りにジリジリ。腐敗した上層部に怒り浸透。それでも直向きに捜査に取組む警察人たちに胸が熱くなる。そして本広監督が盛りこんだ笑いが効いていて、シリアス一辺倒の展開よりも、グッとくる。ヒットしてこれだけ続いたのも当然だ。
柳葉敏郎がシリーズ最後の作品の最後の場面でのセリフが泣かせる。
「組織の中で生きる人間こそ信念が必要だ」
たっぷり楽しめました。こんな映画見れるんなら、名画も傑作も問題作もいいや、って気になったりして。