平井宏治氏「経済安全保障のジレンマ」日本は内部から侵略されつつあるのかも。
平井宏治氏の「経済安全保障のジレンマ」(2022年)は「経済安全保障リスク」(2021年)の続編。
川重が新幹線技術を盗まれた件、新日鐵がポスコに電磁波技術を盗まれた件をはじめ、東芝、ソフトバンクグループ、上海電力などの問題を具体的に取材・解説している。
ホントに恐ろしい。日本は大丈夫か。
マネトラ、ハニトラにかかって国益を損なう活動をしている政治家、産業界、経済人がかなりいる、ということは、尖閣列島を侵略される危険があるだけでなく、いや既に内部から侵略されてつつあるのかもしれない。
平井宏治氏は「トヨタが中国に接収される日」「経済安全保障のジレンマ」「経済安全保障リスク」と素晴らしい著作を書いて警鐘を鳴らしてくれたが、より広範により深く調査・研究して内外に発信する大学や学会やシンクタンクが必要だろう。
スパイ防止法等の法整備、サイバー関連の体制整備などを早くやらないととんでもないことが起こるかも。
何より政治家、官僚の皆さん、頑張ってくれないと。日本は没落してしまうよ。