■動詞を名詞に使うと興味を持たれる?
品詞転換、機能転換、ゼロ派生と言うのですが、
これがまた脳を刺激します。
かつてメジャーを沸かせたレジェンド選手イチローは
そのプレーが讃えられすぎて 試合実況で
「彼はイチローをしている」
と言われたことがあります。
イチローなのだからイチローをしているのは当然では?
と思うでしょうけど
イチローをするという真似できないプレーこそが
賞賛されるようになりました証拠なんです。
これをもし、令和の時代で活用するのならば、
令和の時代、大谷選手が「まるでイチローをしているようだ」と実況されていたら 大谷選手がイチローのようなプレーをしているのだと分かるように。
「彼はオオタニをしているようだ。」
と実況されたら二刀流として素晴らしい成績を残していると分かるように。
つまり、品詞転換とはちょっと変わった単語の使い方をしながらも 相手の興味をこちらに向かせる一つのライティングテクニックなのです。
このテクニック、実は現代語でよく使われています。
・エモい
・チルい
・だるい
など。
動詞が名詞になっていたり、名詞が動詞になっていたり。
普段、耳にする言葉をちょこっとした工夫をすることに
よって読者を惹きつける単語になります。
もし、そういうのを見つけたら教えてください!