
【5年後の自分の姿を】全38試合を観た後に語る2024年のジェフ千葉どうだったよ【思い浮かべる】(GK・DF・DMF編)
どうも、ごんです。開幕前ぶりとなります。
大変お久しぶりです。。。
2024シーズンが終了し(てしまい)ました…。生きるか死ぬかの瀬戸際のようなゲームを2つとも落としてしまいましたので、最終節にしてプレーオフ圏外に脱落、来年もJ2でお世話になります。いや〜悔しいですね。悔しいけど自力で掴むチャンスがあっただけに、シンプル力不足だったと言えるでしょう。8月から爆走し続けた山形と最後に当たってしまい、しかも実績:「前半で1発退場」をここで引いてしまったのが運の尽きのような気もします。世の中そんなに甘くなかったですね。
個人的な話をすると、三十路J2が確定するんですね。降格が決まった当時は中学2年生だったため(年齢バレ)、中学3年生、高校受験合格と同時に、ジェフも1年でJ1昇格だ!なんて無邪気に言っていましたが、無事10年、そして15年の壁も超えてしまい、このまま103万の壁も超えそうな(※超えません)、すっかりJ2の重鎮ともいえる存在感を放ち始めています。この辺で既に気絶しそうになっていたらすいません。まあほら…ブレントフォードはプレミアリーグに上がるのに75年かかったっていうし…?まあ、気長にやっていきましょう()
ということで今年もアンサーソングです。たぶん長くなっちゃうので今年も2本立てです。では行ってみよ〜。
開幕前に書いた展望記事はこちら!↓
GK
五輪代表入りを目指す藤田和輝をはじめ3人が新加入となりましたが、今年も困った時の鈴木椋大が後半戦に発動し、最後までゴールマウスを守り切りました。開幕後は五輪代表での離脱以外は藤田がゴールマウスを守り、鋭い軌道のキック、印象的なセービング、一生擦られそうなオウンゴールなどで新加入ながらインパクトを残し続け、レベルの高さを感じさせられましたが、27節いわき戦(●0-3)の敗戦をきっかけにレギュラー交代。代わって出場した鈴木椋大は2失点こそしましたが6試合ぶりの勝利に貢献し、レギュラーに定着しました。ジェフのGKというポジションはいつの間にか鈴木椋大が地位を取り返しているという、何度でも何度でもとドリカムかミスチルの歌が流れてきそうな雰囲気も出てきていますが、腐らず虎視眈々とチャンスを待つ椋大の準備力の高さにはやはり驚かされます。出番きたらちゃんといいプレーするしね。足元の繋ぎに関しても、たぶん技術的には藤田なのかもしれないけれど、致命的なミスを犯さずセーフティに繋げるという点では椋大の方が安定感で勝るのかなと。最終盤のゲームでは失点が嵩んでしまいましたが、GKにとっては酷な失点が多かっただけに悔やまれる結果となりました。サッカーの神様は一度大いにシバかれるべきだと思います(冒涜)。
来季の展望
藤田が期限付き移籍の身のため去就が不透明です。新潟のGK事情次第で戻ってしまう可能性もありますが、ジェフでは十分レギュラー候補のため、引き続き力になってほしいところ。椋大はこのままジェフでプレーして引退してください。ちなみにアンドリューが移籍してしまったので直近の連続在籍年数最長は実は椋大だったりします。米倉は19年夏に戻ってきたので。J3の長野に修行で行ってる松原が最近試合に出続けているので、もしかすると期限付き移籍延長かこのまま完全移籍の可能性もあります。ジェフ時代含めて出場した公式戦はまだ未勝利のためそろそろ報われてほしい。青嶋刑事は栃木に戻ってしまうのでしょうか。とにかく藤田次第で状況が大きく変わりそうな予感です。高木和は残ると思います。
呉屋さんたぶん藤田のこと好きでしょw https://t.co/XOFT4PB1kN pic.twitter.com/SkJWX4DRpe
— ごん (@gonbe0419JEF) April 18, 2024
藤田最近イケメンを独り占めし過ぎだよな← pic.twitter.com/eS4S7CoLoh
— ごん (@gonbe0419JEF) July 2, 2024
呉屋さんは藤田が好きですが、藤田は佐々木が好きです
DF(CB)
怪我人続出で火の車となりました。序盤戦は大輔、久保庭、ときどきメンデスでCB人員を回していましたが、谷田が開幕前に膝の前十字靱帯を負傷、久保庭が接触プレー起因の疲労骨折で負傷、羽毛で包むように扱ってと書いた鈴木大輔は、酷使が祟ってか試合前のアップでアキレス腱を切りました。完全にフラグでした、本当に申し訳ありません。終盤戦にはメンデスも肉離れを起こしてそのままフェードアウト。兎にも角にもCB不足。元々登録のCB5人中4人が負傷して未出場のままシーズンエンドすることは想定していないんですよね(メンデス、谷田、久保庭は戻ってはきましたが出場なし)。ということで鬼のコンバートマン慶行監督は、夏に加入した山越に加えてSBの松田陸をCB要員にシフト。陸としてはプロ入り後久々の2CBでのプレーとなりましたがこれが大ハマり。運ぶ、引きつけるの判断がよく、勇気を持って縦パスをつけられるため後方のビルドアップで大貢献。得点直結の起点になるパスをバンバン差し込みました。出足の速い守備もがんばってました。また後半戦に相方となった佐々木がキャプテンマークを巻いてプレーすることになったのも大きなトピック。無理矢理責任感を背負わせる荒技でしたが、佐々木にも少しずつ変化が。押し込まれてゴール前で守備をする時間が長い試合もありましたが、耐えて跳ね返し続けたことで奪えた勝点も少なくありませんでした。大輔の長期離脱があってもここまで戦えたことは、チームとしても個々人としても大きかったのではないかと思います。
来季の展望
軸は久保庭、佐々木、陸になっていくと予想。実力で大輔からポジションを奪い切る選手が出てくるのが理想でしょうか。夏の期限付き移籍で加入の山越、稼働率が低めだったメンデスは去就が流動的かもしれません。ただこの2人が抜けると、全体的にパワー不足感は否めないんですよね。佐々木も陸も跳ね返しはそれなりで機動力も高めですが、打たれ弱さが否めず、長崎戦では懸念の対マテウスジェズスとして山越が起用されました。怪獣バトルに負けない屈強なタイプの選手は欲しいところです。谷田がそうなってくれたらいいけど、まだまだ時間は必要だしなあ。

佐々木独自の練習着着用法
DF(SB)
右SBは髙橋壱晟が今季も不動の地位。出場停止を除く37試合に先発し、3節群馬戦を除く36試合にフルタイム出場と運動量の求められるポジションでタフネスさを発揮しました。和樹とのコンビは昨季以上に上手くスペースを共有し合えるように。ボールの収まりもよく、ビルドアップの起点になるプレーも多かったですね。左SBも日高大がレギュラーポジションという立場は継続…だったのですが、7月以降の公式戦はコンディション不良か、天皇杯含めわずか出場4試合、リーグ戦は28節仙台戦が最後の出場となってしまいました。フルスロットルで上下動し、攻め込むプレースタイルはチームの求めるプレー強度の高さを体現していましたが、日高自身への負担も大きかったのかもしれません。しかし左は夏補強で加入した小川大貴が見事に穴埋め。日高のような攻め上がりは得意とはしませんが、基礎技術面での質の高さを見せ、ビルドアップを円滑に。左サイドに回った和樹はかなりやりやすかったのではないでしょうか。日高が抜けて致命傷にならなかったのは間違いなく小川がハイレベルなプレーをし続けてくれたおかげです。回り回ってありがとう西久保。磐田でもがんばれ西久保。
来季の展望
右は壱晟が欠場しないのでバックアッパーは必然的に出番がなくなるのですが、バックアッパーどうする問題は密かに続いています。ライバルとして獲得した岡庭は気づいたら両サイドハーフのバックアッパーに(SBも時々やりますがほぼ試合終盤)。松田陸はCBのレギュラーへスライド、夏の補強でやってきた小川大貴は左サイドのレギュラーだったため、欠場しないけど欠場したらやばくね状態が一生続いてました。残るとは思いますが、引き抜かれたら新レギュラー探しをしなければ…。日高は意外と残るのではないかと思っています(楽観)が、コンディション次第では欠場が増える可能性もあるため、できれば攻撃寄りの左利きSBはもう1人くらい目星をつけておきたいところ。両SBこなせる兄貴肌の小川はできれば残したいですね。矢口はどうなるんだろうなー。

(第1位は一体…)
DMF
激戦区のボランチ…かと思いましたがこちらもCB同様怪我人が。大金はたいて獲得したエドゥアルドが3節で眼窩底骨折で離脱、5月頭に復帰しますが復帰2戦目で筋肉系の怪我で離脱と踏んだり蹴ったり。アンドリューがほぼメンバー外のため元々層が薄かったこともあり、春に緊急で品田愛斗を獲得しました。品田はボールを受けて捌く技術がチームで抜きん出ており、ビルドアップで相手のスペース間に潜り込みボールを逃すプレーをチームとして狙えるようになりました。品田の加入で激化したポジション争いですが、前半戦は小林祐介がボール奪取能力を武器に、後半戦は品田がゲームメイク能力を武器にチームを助けました。その間に田口は得点能力が開眼し、セカンドストライカーかのようにエリア内へ飛び込みヘディングやボレーシュートを叩き込みました。6得点はチーム2番目の数字。3、4点どころではなかったですね。そして後半戦はようやくエドゥアルドが再復帰。その後はレギュラーを奪取し、縦横無尽に動き回ってボールを散らし、敵陣に切れ込んでいきました。動きが自由すぎて相手にスペースを与える懸念もありましたが、流石の技術力と謎の得点力で後半戦のジェフの重要なピースとなりました。課題としてはシーズン通してレギュラーに定着した選手がいなかったこと、ボランチのタイプによってチームでできることが大きく変わってしまうことでしょうか。祐介がいないとボールを狩れない、品田がいないとパスが回らない…等属人的な要素が強く、またチーム内で求めるプレーの優先順位が大きく変わってしまい、序列が変わってしまった部分もあります。終盤戦に祐介のベンチ外が増えたのもそこかなあと。肝となるポジションなので年間通して安定してプレーできる選手が出てくるといいなあと思います。
来季の展望
品田、エドゥアルドが最終盤のファーストチョイスでしたが、ボールを持てる反面あまりにも攻撃重視すぎるため、やはりバランスをとれる存在が欲しいところ。祐介、田口の2人の存在は相変わらず大きいですが、年齢も上がってきているため、そろそろテコ入れがあったりするのでしょうか。個人的にはCBからショートパスを受け取りロストしない技術はボランチとして標準装備されるべきかなと感じ始めているので、澱みなくビルドアップで関われる存在は狙ってほしいかなと思います。群馬とか熊本とかにいいボランチが転がってそうですが…←
これが品田愛斗って感じの2コマ pic.twitter.com/mhMcg3buwa
— ごん (@gonbe0419JEF) June 17, 2024
これが品田愛斗
続きはこちら!