ちっぽけだけど壮大な
環境の変化は心体共にとても影響を与える。
環境の変化のタイミングは人それぞれある。入学式。卒業式。入社。退社。転校。転職。変化のタイミングが元から知らされているものもあれば、突然にやってくるものまで。
変化が成長に確実に繋がってくれるものならば、こんなにドキドキワクワクしたものは他にはないのではないかと思う。しかし、変化が確実に成長になるかと言われれば違う。変化は人々に出口の見えない迷路に迷い込んだような不安を感じさせるものでもある。
学校という「先生」「講師」がいる場は、大学卒業まで。そこからは先生という存在はいない。先輩、後輩、上司。そのような環境になる。
先生かいる環境というのはとても過ごしやすい。疑問点はしっかり答えをもらうことができるし、ヒント、アドバイスなど、たとえ関係が良好でなくても教えてもらうことができる。
「先生」「講師」という役割がない以上、積極的に自分が情報を集めるように行動しなければ情報は勝手に集まってこない。それだけ人との関係性は今までよりも重要なものになる。好き嫌いが仕事のクオリティに関わることもあるだろう。
自分の価値観、判断基準が違うと、自分たちより早く生まれただけ、早く仕事を始めただけ。そんな気持ちが生まれることも多々ある。マイナスな面を見ることはとても簡単なことであり、マイナス面を見つければ優越感に浸ることもできる。しかし、マイナスな面を見つめるだけではいい仕事は生まれない。
世の中の全てのものは巡っている。これは常日頃から感じていることである。血液、日が昇り落ちる、お金。そういったものから全て巡り巡っている。
また社会人になってからの仕事は、想像以上に簡単で、想像以上に難しい
これに尽きると思う。
言われたことを簡単に仕上げることができる。他の人がやっていることが全然できない。
これをどんな人も繰り返して今の自分が出来上がっている。
自分に余裕がなくなった時には。「自分は・・・自分は・・・」と思い詰めることもある。ただそんな時にこそ過去、自分がこれまでどのように過ごしてきたのか、何を体験してきたのかを思い出すことが大切だと思う。
毎日欠かさずしてきた挨拶。道路では横に広がって歩かない。電車のなかで席を譲る。いただきます。ごちそうさま。悩みがあれば話す。親身に話を聞く。笑顔で過ごす。愚痴を言わない。
こんな積み重ねてきた日々が今の仕事に生きてくる。
もし、仕事がうまくいかないのなら、そのうまくいかないという経験も未来には生きるかもしれないし、その経験が次の道を見つける道しるべにもなるかもしれない。
きっとここまでの経験もここからの経験も大事。
自分にしかできないことを見つけるために、他の人ができることをやる。
美味しくお酒を飲むことを目標に毎日仕事に打ち込む。
親とお酒をかわしながらする仕事の話もなかなか酒のあてになる。