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春は体調不良

日々に余裕が欲しい。
どのくらいの余裕かというと、
春の息吹を感じ、「ふきのとう」を音読しながらそれを噛みしめるくらい。

なぜ、春という季節はこんなに
追われているような気持になってしまうのだろうか。

それはきっと、
満開になった桜の花が
たった一週間で散ってしまうからではないだろうか。

せわしない生活の、たった一瞬なのだ、
満開の桜が見られるのは。

1ヶ月ぐらいずっと咲いていてほしい。

あんなに綺麗な景色を見逃すのは、とても心が苦しいから。

去年まで、あんなに満たされた気持ちで楽しむことができた桜の下で
今年は、心がうつむいたままだった。

きっとこのまま桜は散り、春は終わるのだろう。置いて行かないでほしい。

次に来る夏を、私は楽しめるだろうか。去年みたいに。

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