大厄は身内から?
2020年度もあと2日。
写真は、いかつい本数の枝垂れ桜。先日、素晴らしい桜吹雪を堪能してきた時のもの。山全部が桜でした。
今日はお世話になってる整体師さんのところに我が子を連れて行った。
生まれて間もなくから、体が硬いなとは思っていたけど、ベビーマッサージどころか、寝かす時もベッドにポイな私なもんで、そのまま10ヶ月を過ごしてきた我が子。
人生初のマッサージを受けて大号泣。
でも、子どもは賢いもので、お姉さんにしがみついて抱っこされ、背中や足をモミモミされていた。
つまり、抱っこは嫌じゃない。
泣いているのは体の硬い部分を触られて、気持ち悪いから。
ガチガチの肩甲骨裏や脇、肩。そしてかかととふくらはぎをさすられている時だけ大号泣。しかも緩んでほぐれてきたら、ピタリと泣き止む。
赤ちゃんはかしこいな。
マッサージのあとたっぷり昼寝をしたら、午前中に出し切ったはずの💩がたっぷり。どこにそんなに残ってたのかとびっくり!
体が緩むと内臓が良く動くらしい。
赤ちゃんの体は素直だな。
そして昼寝が終わるとやってきた夫。
5年ほどの転勤を伴う仕事の試験を受けたいそうな。
どうせ家族の言うことなど聞きもしないのだから、もう決定事項なのだろう。私の負担など、かけらもイメージできないだろうに。
家族への負担より自分優先な理由が腹立たしく、私は事情聴取ばりに一つずつ質問し、最悪のケースが重なったパターンをイメージしてもらった。
夫+ばあちゃんズで5年以上の単身赴任(介護の可能性あり)、妻+子どもで完全ワンオペフルタイム勤務(定額働かせ放題システムのため定時はないようなもの)。
どう考えても送り迎えすらままならないだろうが、いないもんはどうしようも無い。なんとかするしかない。
子どもが小さいうちの5年間、これで『いけてしまった』場合、私は多分『パパいらなくね?』と言うだろうと話した。子どもが大きくなってからなら何とでもなるが、小さいうちは、悪いけど、単身赴任を選んだことに恨む気持ちも出るだろう。
おまけに、私が仕事を辞めればとのたまうが、私の方が収入は良い。その上、平均寿命的に先に死ぬであろう夫より、残される私が仕事と居場所を持っていることの方が重要であると断言できる。よほどのことが有ればスッパリ辞めるつもりだが、考えの足りない夫に合わせて、振り回されるつもりはない。
「今の業務がイヤー」「5年、先行投資しておけばあとはまた戻ってこれるんじゃない?」くらいのノリだったであろう夫の顔は、見事な無表情だった。
夫は厄年。私は大厄。
お互い、厄を運ぶのは身内かよって。
まあ、正直言っておバカな夫が試験に受かるかも未定だし、転勤の時期も言われるままにだからいつになるかは不明。
最悪の想定をしておいて、それより軽ければ御の字というつもりではいる。
だけど、重ねて言うが、おバカな夫が最悪の事態を想定したりフォローを考えたりは『絶対に』ないので、私はチクチク詰め寄った。本当はこういうの、よくないんだけど。
計画性がなく、実行力も弱い夫。
客観視ナニソレ、主観に生きる夫。
趣味失くしもの、特技探し物な夫。
それでも私の夫で、我が子の父なんだよなぁ。
夫は「選び間違えた」と言えるかもしれないけど、この我が子に出会うためにはこの夫でないといけなかった、と思うと「父にする人を間違えた」とは言えないんだよなぁ。
しっかりしろよ、という思いと『何とかしやがれよ』という思いが募るけど、本人は今CPAPのマスクをつけて、シュコーーーーッと寝息を立てている。
ほんまに、チューブふさいだろか。
ちなみに、入院検査によると重度の睡眠時無呼吸症候群だったので、寝ている時は酸素濃度が瀕死の人間くらいに落ちているらしい。
本当にチューブふさいだら、えらいことになる。
あーあ、しっかり厄年じゃないか。