投資or投機
“投資”と“投機”の違いを理解している人は、どのくらいいるのだろうか?
オレは勉強を始めるまで、“投機”という言葉すら知らなかった。
これって一般常識なの?今はやっとその違いを理解したつもりで、それを確認するために書いてみようと思った。
そもそもなぜ学校で教えてくれないの?使うか分からん日本史の年号なんかよりよっぽど大事だと思うんだが…。
まずは“投資”と“投機”は、別物と区別することから始めないといけない。
その上で投資は、今後生み出すであろう“価値”にお金を投じること。
投機は群衆心理を読み、需給による"歪み(確率)"にお金を投じること。
個人的にはこう解釈してる。
また時間軸も異なり、投資では数年、あるいは数十年と中長期的に"じっくり待つ"といった感じだが、投機では数秒から長くても数ヶ月での勝負になる。
オレの場合は、刑務所という特殊な事情があったから投資を選ぶことしかなかった。
いずれ外に出た場合は、"短期トレード"と呼ばれる手法も試して見たいと思っている。
どちらにも長所短所があるため、良し悪しを決めるのは難しい。
ただ、今後人に相談された時は、"投資"をすすめていくつもりです。
きっと多くの人が、お金を増やすことを夢見てリスクを負っているのだと思います。
実際にやっている人は分かると思うのですが、下がった(含み損)時のメンタルはまぁきつい…(笑)
"プロスペクト理論"という心の動きは本当だった!(気になった人は「プロスペクト理論行動経済学」で調べてみてください。)
これだけ辛いことを毎日繰り返していくのは普通の人には無理だろう。
投機は感情を殺し、機械的に相場と向き合える人でないと。
凡人には向いていないのだ。
その点、投資は目先の値動きは無視し、数年かけて結果も出せばいい分、心理的負担は軽くなる。
とはいえ買値より下がれば辛いは辛い。
だが、「こうなるである」と思い描いたストーリーが続いていれば不安はありつつも耐えることができる!はず…(多分…)
この仮説(ストーリー)を明確に立てていくことができれば、より安心材料になる。
更に結果がついてくれば、深い自信にもなり、ますます勉強に励み、大きなリスクを取れるようになっていくと思います。
あとは世界一の投資家ウォーレン・バフェットはじめ、"投資"をしている多くの投資がいうように「企業の成長と株価は連動する」。
ようするに、"価値"と呼ばれるものを信じることができるか。
シンプルにそれだけだと思います。
でも"正解"はない。
色々な理論があって、何を信じていけばいいのかすごく迷う。
相場は日々動いているし、歴史が繰り返すとは限らない。(「韻を踏む」とは言われていますが…)
だから悩んでも失敗して、少しずつ投資勘を磨いていくしかないはず。
オレも保有銘柄の株価が軒並み下がっていて、気分はよくない…。
よくないけど、立てた仮説を信じてホールドを決意!
株価も2週間に一度しかチェックしないと決めている。
今回失敗に終わったとしても、失敗を検証し、必ず次に活かしていくぞ!
お金はとても大切です。
その大切なお金を守るためにも日々投資に触れ、精進していきたいですね。
だけど長期で戦っていくと言いながらも、「短期で爆上げでしろ!」という欲は止まらない(笑)
今週の本棚
・「兜町の風雲児 中江滋機最後の告白」比嘉満広
・「みきまるの「名著」に学ぶ株式投資」みきまる
・「ああ言えばこう行く」阿川佐和子、檀ふみ
・「独裁者プーチンはなぜ"暴挙"に走ったか」池上彰
・「人工知能は人間を越えるか」松尾豊