ひょうめん

わたしを構成するいくつかの要素はすべてちょっとずつ満たされていないなと感じている。それをどんな時に感じるかはその瞬間が多すぎていちいち覚えていられないというか、覚えていたくない。もし覚えていようとするならば心が耐えきれなくて気が触れてしまうだろう。
満たされていないそれらのどれかがもし十分な状態になったとしたらそれはそれで、わたしが何をするかわからないから満たされいと強く思うことはない。なにかの才能にあふれた善人になるかもしれないし大変な危険を持ち合わせた悪人になるかもしれないということ。
できる限り「一般」といわれる人間になろうとして、ようやくそれっぽくなってきたかな。しかしそれを判定するのは小さい時からの自分を知っている私が行うものなので不完全な「一般」かもしれないなと思う。
満たされていない一つのファクターとして性別があるわけでそれがもしどちらかに転がっても好転的な作用になることはなさそうなので、何とも決めないことにした自分の選択だけはこれからも信じていきたい。

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