思わぬところから、私のお金のブロックのルーツに気づく。。。
昨晩は、
社会人となった時から別に暮らす長女が、
旅のお土産をもって帰ってきてくれた。
大阪みやげ。
いつもありがとう!!
そして、私がお正月に北海道の実家で両親から預かってきた、長女へのお年玉を渡せた。
あー、ホッとした。。。
昔から、
誰かから預かったお金が持っていると、
ちょっと落ち着かない私に気づいていた。
ここ私のウイークポイントだな。
長女に渡せてホッとした。
「お金にルーズな人と思われたくない」
昔から、
百円でも誰かに借りたら、
早く返したくて仕方がなかった。
忘れてしまわないように、
何度も何度も脳内でリフレインするので疲れた。
私は借金が嫌いだ。
お金をやむを得ず借りてしまったら、
百円でも十円でも、
さっさと返す人でいたかった。
思い出した。
私が大学生のとき、
イトーヨカドー地下でバイトした。
そこで知り合った子。
家庭環境に悩みを抱え、
高校卒業後、
社会人となって一人暮らしし、
バイトでひとり食いつなぐ、
確か同い歳の女子に、
そこで知り合った。
彼女の身の上に同情した。
お母さんはメンタル疾患を抱えていた。
お父さんとは離別。
子どもの頃から、
お母さんとの確執はありながらも、
お母さんの面倒をみてきた彼女。
別々に暮らすそのときも、
お母さんからお金をもらうことはない。
逆はあっても。
ある時彼女に、
散々お母さんとの辛かった過去を聞かされたあと、
「お金貸してほしい」
と言われた。
私は、
来たな、と思った。
「いくら?」
彼女は金額をはっきり言わない。
「今、貸せても二万くらいかな」
と、私が提案したのかも。
金額言わないとこに、
彼女の策略を感じていた。
その二万はその後返ってくることはなかった。
予想はしていた。
四十年前。
私、大学生。
お金に困ってはいなかったが、
とても傷ついた。
彼女に催促は二、三度した。
催促しているのに、
彼女はその後も屈託なく、
「〇〇買ったの」と電話で明るく言う。
会いたくなくて会わなかった。
だから電話。
「私にお金を返さないで、〇〇買ったという話は聞きたくないな。少しずつでいいから、返してね」
お金ではない。
彼女が私を、
軽んじていることに傷ついた。
返さないだろうなという、
予測をしていて、
見事にそうなった。
そう思っていても、
「身の上に同情しながら、
お金を貸さない私」が、
その時は受け入れられなかったんだろう。
カッコつけたんだろう。
二万円のことを、
四十年経っても忘れられないんだな私。
そうか、
彼女というより、
その時の私を、
私は受け入れられないんだ。
ひゃー、
そんなことに気づいた今日。
お金のブロックはそれだけではない。
私は、生まれたときから、
それぞれ自営業を営む両親のもとに生まれた。
商売人の長女だ。
家でお金の話が日々飛び交っている。
売掛金を返さないお客様のもとに、
大晦日も出向く母。
母のいない大晦日の夜。
大晦日は家族が揃っているし、
時期的にふところあたたかいお客様から、
売掛金回収をしやすいらしく、
「大晦日も夜中まで働いていた」
という母の愚痴のリフレインを何度も聞いた。
なんなら今も時に言う。
そして、
大晦日にお金返せと言われる家族が、
気の毒と言う私の思い。。。
家族団らんのときだろう。
それをするのが、
我が母であることへの受け入れられない思い。
カッコ悪さ。
売掛金という正当なお金の回収だが、
どうか同級生の家ではありませんように。
そんな母がいるからこそ、
私はご飯を食べられていたとしても。。。
子ども心は勝手だ。
売掛金は通常はお客様に支払いに来てもらう形だった。
年内支払い分を、
忙しい師走とはいえ、
支払いを忘れる家庭であったんだ。
そうか、だから回収できる日に、
支払いを断れないだろう日に、
母は回収に行っていたのか。
。。。。。。。
家族団らんの家族。
そこに売掛金回収に行く母。
母不在の大晦日の夜を過ごす私。
何もそこまでしなくても。。。の思い。
どうして私と一緒に、
大晦日さえゆっくり過ごしてくれなかったの?!
甘えたかったのに甘えられない長女の私。
一緒にいてよ、
甘えさせてよ、
と一度も言えなかった私。
その前に、
そんな思いが自分の中にあることを気づこうとせず、
ただなんとなく私の不機嫌を感じていた。
そして。。。
倒産した会社の仕事を請け負っていて、
代金もらえなかった父。
それをいつまでもリフレインする母の声。
父からは一度もそれについて話しを聞いたことはないのに。
お金は返すもんだ。
当たり前。
「私は返すよお母ちゃん」
「私は正しく生きるよお母ちゃん」
「お母ちゃんを苦しめた人とは同じにはならないよ」
そんな思いからの、
私のお金のブロックなのか。
べきねば。。。
忙しい母だった。
金銭的には豊かな方だったが、
野心家で事業を広げたい思い、
自分を鼓舞してきた人生、
辛かった時のこと、
母には未完了な思いがあるんだ。
頑張ってきた自分を承認したい。
承認されたい。
子どもに構ってやれず、
こうしたかった、
ああしたかった、
の思いが色々あるのだろう。
そうか、母の未完了か。
私が勝手に母からバトンを譲り受け、
お金のブロックを積み上げてたんだ。
思わぬところから、
私のお金のブロックへの内省となった。
。。。。。。。
長女は、
夫製、
「りゅうじの無水鍋」を食べ、
帰って行った。
夫はとても嬉しそうだった😊