最近見たもの
抜歯!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
親知らずを抜いてきました。
こういう嘘もツイートした。抜歯自体はそんなに痛くないからこれから抜く人は安心したらいいんじゃないかな。
最近触れたコンテンツたちについて書きます。
『けいおん!』
言わずとしれた名作。先日アマゾンプライムビデオで配信されていたTVアニメシリーズの2つと劇場版を鑑賞。
めちゃくちゃおもしろかったです。いわゆる日常系のアニメの中では今まで見てきた中で確実にトップ。軽音部のゆるくもありドラマチックでもある高校生活を”卒業”といういつの日か必ず訪れてしまう終わりと向き合いながらも抱え抜けていく様が見事。見終わったときには劇中人物の全員が愛おしくなる大傑作です。
僕が言うまでもなく大傑作なんだから今なお語り継がれる作品なんだろうけど。あと劇場版もめちゃくちゃ良かったです。
https://twitter.com/4839Grass/status/1309711551645925377?s=20
このツイートの通りいいアニメを見すぎると自分の人生を相対化してしまって虚無感に苛まれます。人生を豊にするはずの作品を見てなぜ喪失感を味わわなければならないのか。しかし軽音部はこのなにもない日常こそ愛すべきものだと教えてくれたのでそう思うのも違うなと思います。彼女たちの”何もない日常”は一般的に見れば大スペクタルなんですけどそんなことを指摘するのも野暮でしょう。
『半沢直樹 シーズン2』
これも良い。シーズン1が七年前とのことでもうほとんど内容は覚えていなかったのだが世間の評判通り最高に面白かった。役者の面魂(つらだましい)がいい。
池井戸潤が原作の日曜ドラマって展開的に”理”の部分と”情”の部分で押し切る展開が五分五分くらいだと個人的に思っていて、その2つがちょうどいい塩梅で作用するとその話は面白く感じるのだと思う。しかし情の部分が多くなる話もしばしば見受けられて、そのときはちょっと腑に落ちない感じがする(紀本常務が「銀行員生命をかける」と宣言したら他の役員も同調するみたいなシーン)。
そういった意味では最終回はその塩梅がちょうどよかったと思う。理と情、人間が暴力を使わずに目の前の人間を追い詰めていくのに最も必要なふたつを併せ持つことでドラマはこんなにも面白くなる。
『天晴爛漫』
テレビアニメ。チキチキマシン猛レースを真っ先に連想する恒星的なキャラのレースもの。内容もベタベタのベタであり大体先の展開が読めるしそれが裏切られるようなこともない。だからといってつまらないかと言われればそうでもなく例によって決めるところは決める奇天烈なビジュアルに反した堅実な作品になっている。
目新しさはないがやるべきことはきっちりやる真面目な作品といった印象。
『放課後ていぼう日誌』
見た目通りのほのぼの女子高生部活もの。何も考えずに見られてキャラも必要最低限なのでこんがらがらなくて良かったです。ちゃんと魚とかていぼうの生き物がリアルで内臓とか捌くときにしっかり出てたのでその点も面白かった。こういうほのぼのとした女子高生がおっさん趣味に興じる作品は内容のスペクタクルが少ない分リアリティ面に凝らなければならないが、今作もそれにもれず真摯にテーマに向き合っていた気がする。
僕は大野先輩が好き
『デカダンス』
前情報を一切入れずに観たらすごく面白かった作品。まず第一話の世界観から面食らいました。今作のメイン部隊である移動要塞デカダンスというそれは一体どうなんだというネーミングセンスや戦闘スタイル、そしてその要塞から放たれる必殺の一撃であるデカダンスキャノンやツッコミどころ満載の要素を全て納得に変えてくれる世界観。これは素晴らしい。結構深そうなテーマの割に着地点の安直さの少しの不満はありますが、それでもとても満足感のあるアニメで毎週の放送が楽しみでした。
絵も綺麗だったしおすすめです。
以上が最近見た作品です。秋から冬にかけては『呪術廻戦』や『ヒプノシスマイク』のアニメが楽しみです。それでは