サロマで「皆と同じ」トイレへ並び、目標を逃したランナーへ
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こんにちは。24時間マラソン元世界チャンピオンの井上真悟です。
今日は、そこそこ重要なことをこのタイミングで書きます。
ぼくは、昨年まで日本で最もポピュラーなウルトラマラソン大会「サロマ湖ウルトラマラソン大会」の公式企画コーチを務めたのですが、初年度の成果が認められ、2年目からは大会前日の下見バスツアーのガイドコーチも兼任していました。
このようなバスツアーに申し込む人というのは、ざっくりいうと「本番の不安を少しでも解消したい人」なのですが、ぽんこつコーチほど、素人の“不安”を“安心”に変えようとします。
しかし気休めは、成果にはつながりません。
もし安心を得るために、わざわざお金を払って大会前日の貴重な3〜4時間を費やし、ムダに移動の疲れを溜め込むくらいなら、バスツアーの下見は切り捨て不安なまま、さっさと宿に帰ってゴロゴロしてたほうがよっぽど大会本番に良い成果を生むのは間違いありません。
なんやかんやで、北海道に着くまででも大半の人が移動疲れを抱えているだろうから。
また、もしタイムにこだわらず楽しむために100kmを走るのが目的ならば、なおさら走る前にレース中の景色を全チェックし終えておくべきでもないと思う。
前日のバスツアーが、もし有益なものに変えられるとしたら、それは“漠然とした不安”を“具体的な危機感”に整理しなおせた場合です。
この場合、求められるのは豊富な知識ではなく、その分野での経験と実績です。
なので、ぼくはバスツアーのガイドコーチとして「もしあなたが大会後に後悔するとしたら?」
の視点から、スタートまでの残り時間で、具体的に実施できる対処法をお伝えすることに終始してきました。
つまり「まだやれることはある」を伝えてきたのです。
そのなかでも、特に大切だったのは「トイレ」についての情報戦略・レース戦術です。
それの詳細は割愛しますが、日本全国ほぼ全てのマラソン大会において、ランナーの比率に対して、会場の仮設トイレが見合った数で設置されることなど、予算の都合上あり得ません。
なら、レース中は「トイレに行かない」努力をすべきなのか?
そんなわけありません。尿や便は、体内疲労除去のための生理現象です。止められないし、レースで良い成果を狙うためにも止めるべきではない。人間だもの。
シンプルに僕がこの記事で言いたいことは
『みんなと同じことしか出来ないと損をする』
と、いうことです。
例えばマラソン大会のトイレ対策に関しては、ちょっとだけ視点を変えて知恵を絞れば、ほぼゼロタイム・最短でうんこ済ませることも可能。
そして、そう言った知恵は、その分野で実績のある人間に直に聞けばすぐ得られる。
常識を疑い、情報を狩りにゆき、自分で判断、決断し、動けた人間だけが、特異な存在になれる。
マラソンランナーになる前、僕は探偵事務所の調査員でしたが、その後の16年間の競技活動のなかで、役立てられたことは多々ありました。
張り込み中もやっぱりうんこは大事だったしね。
つまり、この記事で言いたいこと。
もし、あなたが目をとおす情報のなかに「常識外な行動をすでに起こしている人」がいた場合、たとえまだ大成してなくても注視しといた方が得られるものは多いよという話。
その人が、すでに何かの分野で偉業を残しているのなら、なおさら。
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井上真悟 (略歴)
アウトドア総合ブランドmont-bell シューフィッター、トレイルランニングイベント企画インストラクター、ジュニアランニングクラブコーチを経て2010年に独立。副業としてストレッチ専門店トレーナーを務めつつ、GARMIN認定ランニングコーチとして、サロマ湖ウルトラマラソン大会、四万十川ウルトラマラソン大会公式コーチを担当。現在は、スポーツクラブNASランニングセミナーを担当する傍ら、国内外での講演活動も展開。夜中に新聞配達もしてるよ。
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