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アイディアを分かりやすく伝えるための実験として。

昨日の投稿のつづき。昨日書いた「競技記録のNFTをつくることでマラソンにアート的な資産価値を生み出す」というアイディアは分かりにくいと思うので、どうしたらイメージが伝わるかなぁと考えてみた。

で、コレをデジタルではなくアナログに置き換えると「金メダルや表彰状をアートとして売買するのを当たり前にして、活躍した選手が金銭の報酬を得られるようにしませんか?」という主張を私はしてるんだな、と気づいた。

それは今の私がスマホひとつで試してみれることだったので、このアイディアの未来を占う実験として、実際に2013年に優勝した台湾一周1100kmウルトラマラソンのトロフィと記録証、そのニュースが掲載された台湾の新聞記事の写真を撮り、メルカリに300万円で出品してみた⤵
https://jp.mercari.com/item/m53065289285?utm_source=ios&utm_medium=share&source_location=share

NFTというのも、イメージとしてはこういう物品が権利証つきデジタルデータになったような感じです。
(ホントは世界大会のメダルを出品した方が分かりやすかったのだけど、それは当時 鹿児島の児童養護施設に贈ったので手元に無いのです)

私のこの出品を落札する人は現れないかもしれないけど、もしコレがアベベやボルトの金メダルだったら落札する富豪や企業はいるよね?という話。

で、今のところ何が問題かというと、例えば今日のこの出品にしても大会を主催した台湾ウルトラランナーズ協会の人達はいままでの常識で判断するならイイ気持ちにはならないだろうし、こういう出品をしたことで最悪、日本の競技協会から「井上は永久に除名!これまでの競技記録も全部無効!」とか罰せられちゃうかもなこと。

だからコレは競技活動はすでに引退と決めた私だからできる実験であって、現役の選手は今はまだこういうことが気軽にはできません。でも、その常識に素直に従って、たとえ成果を出しても経済的には何も報われずに競技を続けるより、こういう売買が当たり前になり、競技者の名誉を買う行為が一種のステータスになる社会になった方がスポーツ全体の経済発展に未来があり、ウルトラマラソンへ夢を持てる若者も増えるのではないか、と言いたい。

特に今後は、バーチャル空間での楽しい体験やEスポーツに没頭する人が増えそうなので、その逆張りとしてのリアルスポーツにもこういう価値転換があった方が良い気がするのです。

※万がイチ、今回の出品が本当に落札されちゃった場合はメルカリへの手数料を引いた270万円のお金で競技記録のNFTビジネスを試してみようかと思います。

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